学問

意外と知らない法学部の実態に迫る!/大学生ライター

意外と知らない法学部の実態に迫る!/大学生ライター

法学部というと
 

 
「六法の条文を全部暗記しないといけないの?」

 

「将来はみんな弁護士になるの?」

 

…なんて思ってる人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。

 
 

今回は、法学部についてご紹介したいと思います。

 
 

■高校とはまったく違う? 大学の授業とは
 
大学は、高校までのようにクラスがある学校は少なく、ほとんどの大学で自分の好きな科目が受講できます。大人数で受けるものから少人数のものまであります。

 

そのなかの少人数で受ける授業で代表的なものが、「ゼミナール」です。通称「ゼミ」と呼ばれるもので、早いところは1年生から、通常3年生から開講されています。自分の好きな分野についての知識を深められる授業で、プレゼンやグループディスカッションが主な授業形態です。

 

意外と知らない法学部の実態に迫る!【大学生ライター】_01

 

■詳しく教えて! 法学部のゼミについて
 
私の所属しているゼミは、刑事訴訟法のゼミです。

 

“刑事訴訟法と刑法はどう違うの?”と疑問に思う方もいるかもしれませんが、刑法が犯罪の種類と量刑を定めたものであるのに対し、刑事訴訟法は裁判の手続きや裁判のための捜査について定めたものです。

 

実際にこのゼミで何をしているのかというと、4月からの半年間は、『千葉覚せい剤事件』についてみんなで考えました。

 

この事件をとても簡単に説明すると、おみやげに渡されたチョコレート缶に覚せい剤が入っていて日本に持ち帰ってしまった。覚醒剤取締法違反に問われたが有罪か無罪か、というものです。

 

意外と知らない法学部の実態に迫る!【大学生ライター】_02

 

判断基準は、被告人がおみやげとしてチョコレート缶を渡されたときから覚せい剤が入っていたことを知っていたか、という点が大きかったのですが、ほかにもいろいろなことを考えるきっかけとなりました。

 

・この事件は裁判員裁判であるが、被告人に薬物の認識があったのかどうかを裁判員が判断するには困難が伴うのではないか
・普段身近ではない覚せい剤事件を裁判員裁判として扱うのはどうなのか
・日本の裁判は三審制をとっているけれど、裁判員裁判は1審でのみで採用されており、高裁や最高裁との違いや意義は?

 

というようなことです。これをゼミ内で話し合いました。まじめです。みんな真剣です。でもいろいろな考え方があって勉強になります。

 

意外と知らない法学部の実態に迫る!【大学生ライター】_03

 

私たちのゼミでは教室内の授業だけでなく、裁判傍聴や刑務所見学、長期休みには合宿を行ったり、他大学との合同ゼミも開催します。教科書を読むだけでは知ることができないこともゼミでは学べます。

 

ちなみに、私が所属している法学部の授業は、ゼミだけではなく、憲法、民法、刑法、行政法、民事訴訟法、刑事訴訟法など、70科目以上あります。

 

授業の科目は大学によってまちまちなので、自分の学びたい科目がある場合にはきちんと調べておくことをおすすめします。ぜひ自分に合う大学をみつけて、楽しい大学生活を送ってください。

 
もっと知りたい人はコチラ→
◆法律の解釈や運用のしかたを学ぶ【法学

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DONとは、「名古屋の学生に挑戦するきっかけを」というコンセプトをもとに作られたフリーペーパーです。DONという名前は「Do Or Not やるかやらないか」の頭文字をとって命名されました。発行は半年に1度で、名古屋大学や南山大学、中京大学を中心に配布されています。

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