
お芝居の楽しさを1人でも多くの方に広めていきたい
株式会社博多座で団体営業を担当しています。団体予約は公演の半年から1年ほど前から受付を始め、まとまった席を押さえていきます。10名程度のお友達や地域のグループから数百名規模の学校の芸術鑑賞、さらには貸切公演まで、様々な団体のお客様のご予約を承ります。また、旅行会社への営業、各種メディアでの特別販売の調整、団体様のお弁当やお食事、お土産の手配など、団体チケット販売全般に関わる部署です。稀にお芝居の入門講座の依頼を受けることもあります。我々の役目は1組でも多くのお客様に公演情報を届け、少しでも多くお席を販売すること。皆様から「楽しかった!」「観に来てよかった!」と言っていただけるのが何より嬉しいです。
博多座は「演劇文化の振興を図り、もって地域文化の発展に寄与するため」に自治体が設置し、民間企業である株式会社博多座が運営する特殊な形態の劇場です。私は博物館が好きで、博物館のように社会教育や文化振興に携われる職場に、と見つけたのが「演劇文化の振興」のために設置された博多座でした。博多座は歌舞伎と大規模ミュージカルをフルスペックで上演できる演劇専用劇場として設計され、国内有数の大規模な舞台装置を誇ります。有難いことに全国にファンがいてくださる一方、近隣ではまだお芝居に縁遠い方も多いのが現状です。今後も劇場の設立理念通り、1人でも多くお芝居に触れていただけるよう裾野を広げていきたいと考えています。

博多座は「音が良くどの席も観やすい劇場」として有名
比較文化学科の授業では、物事を俯瞰して考える視点を学びました。例えば「今話題の事柄にはどんな背景があるのか」といったテーマを文学、社会学、美術、哲学、宗教学、民俗学などの角度から考えます。それらの視点は「この人はなぜこんな考え方をするのか」「社会で起きる現象の原因は何なのか」といった疑問を理解する一助になります。私は授業を通して、自分に大事な価値・判断基準が何なのかを明確にできたと思っています。在学中に最も力を入れたのは卒業論文です。気になる授業は片っ端から受講し、漠然とした疑問から、目標を具体化して論文の問いを立て、論文のため現地調査も行いました。学科の優秀論文に選ばれたことは今も誇りです。

ゼミやサークルの仲間、先生方とは今もよく遊びます

株式会社博多座勤務/文学部 比較文化学科 卒/2016年卒/学生時代には、所属外のゼミの先生から授業外で崩し字を学んでいたという佐野さん。その経験は現在、演劇講座のために古い資料を調べる際に役立っているという。「比較文化学科は人の営みを通して人間について考える学科です。私がいたゼミの研究テーマはアイドルやゲーム、舞台など様々でした。学部内では食文化や国内外の文学、哲学などをテーマにする人もいます。文学部がある北方キャンパスは敷地がコンパクトで先生方との距離も近く、通常の授業の他にも色々と教えを乞いに行きやすい環境です。ありとあらゆる文化について深く知りたい、深く学びたい、という方にぴったりだと思います」。
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