骨折などで寝たきりだった患者さんが手術をし、PTの介入によるリハビリや看護師としては病棟での歩行訓練、寝たきりで失禁をやむを得なかった患者さんをトイレ誘導することにより自信に繋がり、徐々にADLが拡大していく経過に関われることにやりがいを感じます。また、認知症患者さんは、自分の置かれている状態(骨折していることなど)の理解に乏しく、ベッドから降りようとすることが多いです。そのようなことに対する安全管理の難しさを感じています。
私が5歳のころ、喘息で入院した弟や私たち家族に優しく接する看護師さんに出会い、看護師に憧れるようになりました。実際に看護師として働きだすと、リハビリによって身体機能が回復すると自信につながり、日常の活動範囲が一気に広がるなど、精神面に注目した看護の重要性をより実感するようになりました。どんなケアが最適かは、患者さんの状態によっても異なりますが、持ち前の明るさを活かし、患者さんの心を元気にするような看護をしたいと思っています。
最先端のシミュレーション教育やハワイ大学での研修、小笠原流礼法、シリーズコンサートなど、聖徳大学ならではの教育を通して、社会人としての接遇マナーを身につけることが出来ました。「看護師」である前に、一人の「女性」「人間」として豊かに成長できることが、聖徳大学の看護学部ならではのメリットだと思います。
医療法人社団誠馨会 新東京病院 勤務/看護学部 看護学科/2021年卒