特別な才能だと思っていたクリエイティビティを一つの技術として学ぶことができる学科
工学院大学附属高等学校
薬澤航輝 2018年度入学
◆統合デザイン学科で学んでいることは何ですか?
1・2年次は様々なデザイン領域を学ぶ授業が設けられています。グラフィックデザインやプロダクトデザイン、インターフェースデザインなど、それぞれのスキルを基礎から習得していくので、未経験でもデザインの基本的な考え方をしっかりと身につけることができました。
3年次からは、NHKの教育番組『ピタゴラスイッチ』の制作にも関わられていた先生のゼミに所属しています。このゼミでは「なぜ人はこれを面白いと感じるのか」というテーマを追求し、表現に繋げるための制作・研究を行っています。
◆実技なし入試で進学を決めた理由は何ですか?
子どもの頃から工作やイラストが好きで、表現系の学問分野には憧れがありました。しかしその代表格である美大は入試でデッサンを課されることが多く、入試対策のために美術予備校に通うという選択になかなか思い切れずに諦めていました。
それから国公立大学を目指して受験勉強に取り組んでいましたが、高3の11月頃、統合デザイン学科では美大には珍しい「実技を課さない入試方式」があることを知り、ならばと思い受験を決めました。
※実技なし入試とは、現在の「共通テスト単独方式」のことで、入試科目にデッサン等の実技科目が課されず、学力試験のみで合否判定を行います。
◆入学後に驚いたことは何ですか?
入学する前は、デザインというと「イラストを描いたり装飾や見た目を整えたりすること」だと思っていました。しかし最近では、「社会や生活の中に埋もれている様々な課題を発見・解決する手段」として、デザインがより広義な意味で捉えられているように感じます。
たとえばスマートフォンのアプリ画面をより使いやすくするためのUI(ユーザーインターフェース)設計や、駅やデパートなどの混雑を緩和させるための誘導設計など、世の中のあらゆる物事がデザインの力でより快適になったり、新しい価値を手に入れたりしています。
目の前にある物事すべてが誰かによって「デザイン」されているということに気づいたとき、より強くこの学問に魅力を感じました。
◆デザインを学ぶときに大切にしていることは何ですか?
「クリエイティビティ(創造力)というのは、決して生まれ持った特別な才能だけではなく、それを一つの技術として捉えて、誰もが磨くことができるものである」という考えを大切にしています。
そしてそれを教えてくれた統合デザイン学科では、クリエイティビティ(創造力)を身につけるための授業が日常的に行われていると思います。
◆卒業後の展望を教えてください
すでにデザインを扱っている広告業界から、あまりデザインが根付いていない企業まで、幅広い進路を考えています。ただ、どこであっても必要とされる、そういった人になることを目指しています。
世の中が絶えず変わっていき新しい仕組みや関係性が生まれてくると同時に、必ず新たな問題も発生すると思います。それを解決するのがデザインであり、私の出番だと思っています。
◎作品1(1枚目の写真)
傘の柄の機能を拡張して、バックなどに引っ掛けて持ち運ぶことのできる傘として制作したものです。実際に売られているものと同じように、型を作り、シリコンで注型して実物を制作しました。
◎作品2(2枚目の写真)
普通ならあり得ない光景でも、二枚の組写真としてみると、なんだか実在するような不思議な感触を覚えてしまう、そんな作品です。人の認知能力を使って、面白い写真を生み出します。
1・2年次は様々なデザイン領域を学ぶ授業が設けられています。グラフィックデザインやプロダクトデザイン、インターフェースデザインなど、それぞれのスキルを基礎から習得していくので、未経験でもデザインの基本的な考え方をしっかりと身につけることができました。
3年次からは、NHKの教育番組『ピタゴラスイッチ』の制作にも関わられていた先生のゼミに所属しています。このゼミでは「なぜ人はこれを面白いと感じるのか」というテーマを追求し、表現に繋げるための制作・研究を行っています。
◆実技なし入試で進学を決めた理由は何ですか?
子どもの頃から工作やイラストが好きで、表現系の学問分野には憧れがありました。しかしその代表格である美大は入試でデッサンを課されることが多く、入試対策のために美術予備校に通うという選択になかなか思い切れずに諦めていました。
それから国公立大学を目指して受験勉強に取り組んでいましたが、高3の11月頃、統合デザイン学科では美大には珍しい「実技を課さない入試方式」があることを知り、ならばと思い受験を決めました。
※実技なし入試とは、現在の「共通テスト単独方式」のことで、入試科目にデッサン等の実技科目が課されず、学力試験のみで合否判定を行います。
◆入学後に驚いたことは何ですか?
入学する前は、デザインというと「イラストを描いたり装飾や見た目を整えたりすること」だと思っていました。しかし最近では、「社会や生活の中に埋もれている様々な課題を発見・解決する手段」として、デザインがより広義な意味で捉えられているように感じます。
たとえばスマートフォンのアプリ画面をより使いやすくするためのUI(ユーザーインターフェース)設計や、駅やデパートなどの混雑を緩和させるための誘導設計など、世の中のあらゆる物事がデザインの力でより快適になったり、新しい価値を手に入れたりしています。
目の前にある物事すべてが誰かによって「デザイン」されているということに気づいたとき、より強くこの学問に魅力を感じました。
◆デザインを学ぶときに大切にしていることは何ですか?
「クリエイティビティ(創造力)というのは、決して生まれ持った特別な才能だけではなく、それを一つの技術として捉えて、誰もが磨くことができるものである」という考えを大切にしています。
そしてそれを教えてくれた統合デザイン学科では、クリエイティビティ(創造力)を身につけるための授業が日常的に行われていると思います。
◆卒業後の展望を教えてください
すでにデザインを扱っている広告業界から、あまりデザインが根付いていない企業まで、幅広い進路を考えています。ただ、どこであっても必要とされる、そういった人になることを目指しています。
世の中が絶えず変わっていき新しい仕組みや関係性が生まれてくると同時に、必ず新たな問題も発生すると思います。それを解決するのがデザインであり、私の出番だと思っています。
◎作品1(1枚目の写真)
傘の柄の機能を拡張して、バックなどに引っ掛けて持ち運ぶことのできる傘として制作したものです。実際に売られているものと同じように、型を作り、シリコンで注型して実物を制作しました。
◎作品2(2枚目の写真)
普通ならあり得ない光景でも、二枚の組写真としてみると、なんだか実在するような不思議な感触を覚えてしまう、そんな作品です。人の認知能力を使って、面白い写真を生み出します。