
生命科学と情報科学が融合した学問分野は、バイオインフォマティクスと呼ばれています。
この分野では、タンパク質のアミノ酸配列などをコンピュータで解析したり、各種データベース開発などが行われています。
体内のタンパク質の分子は、分子同士で相互作用している状態ですが、どの分子とどの分子が影響し合っているか分かっている物は多くありません。しかし、投薬等によりターゲットとした分子が体内のネットワークのどの位置にいて、他の分子にどういう影響を与えるかを明らかにすることは重要です。
そこで、私は「影響し合っている分子を機械学習を使って予測する」「ターゲット分子の機能的に重要な部位を機械学習で予測する」ことが可能なシステムを設計して社会に実装し、世界中の人々に利用してもらうことを目標に研究を進めています。

予測システムをサーバー上のWebアプリケーションにして社会実装することが目標です
ゼミに所属している学生は約15名。自分の興味のある分野を選び研究しています。バイオインフォマティクスに興味がある学生は「データを見る」ことを重視し、公共的なネットワークの学習データの分析・解析をメインに学んでいます。その他、ヘルスケアのアプリケーションを開発したり、防災のための避難経路を学ぶツールとしてゲームを開発している学生もいます。
2026年度からは学部全体で「自ら問いを立て、解決に向けて主体的に行動する力」を養う教育プログラムも開始され、課題解決力がより身につくことが期待できます。

学生からの疑問・質問は大歓迎と話す村上先生。バイオインフォマティクスに限らず興味がある分野を学べます
高校生のうちから、社会や身の回りのものに素朴な疑問でもいいので興味を持つこと。言われたことしかできない大人にならないためにも、社会の中にどういう課題があるのか気づけるよう、常にアンテナを張っておこう!

社会に貢献していくためには、社会の中で解決すべき課題に自分で気づけることが必要と話す村上先生
大阪大学で博士号を取得後、医薬基盤研究所や東北大学での研究員を経て、現在の東京情報大学で教育・研究活動に従事。
専門分野はバイオインフォマティクスと計算生物学。タンパク質間相互作用予測や深層学習を用いた創薬研究を中心に、看護・医療分野への応用にも取り組まれています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



