主にゲーム内の背景素材の制作を行っています。私は建造物がほとんどですが、植物や小物類の制作にも携わっています。資料集め、モデリング、テクスチャ作業、出力という流れで制作を行い、上司からのフィードバックを受けながら進めています。就職をして驚いたことは、ゲームにかかわる人の数、制作時間、予算など一つのゲームにかかわる規模の大きさ、制作物へのこだわり、クオリティの高さです。学生時代には見ることのなかったクオリティの高い制作物を日々目にしたり、ゲームの中の風景を制作者の立場で見ることで新しい発見もあり、なによりゲームができていく過程を体感できることに楽しさとやりがいを感じています。
トライデントで学んだ制作の流れは実際の業務とほとんど同じだったので就職してからもスムーズに作業を進めることができました。また、トライデントでは映像やWebなど幅広く学び、いろいろなツールを使っていたので、入社後に新しいツールを使うことにも抵抗がありませんでした。また、1年生で学んだ専門外の知識や感性教育での経験が思わぬ部分で発揮されることがあり、トライデントでのさまざまな経験が私の自信につながっています。
今後の目標は、さらに効率の良い仕事をすることです。そして、ツールへの理解を深め、よりよいゲームになるようプロジェクトに貢献していきたいです。さまざまな経験を通じて将来は、背景素材制作のスペシャリストと呼ばれる存在に成長したいと思います。これからも技術はどんどん進歩していきますし、上には上がいる業界ですが、自分の好きなことを仕事にすることができた以上、常に向上心を持って努力していきたいと思います。いま振り返ってみると、トライデントで好きなことを全力で楽しんで取り組めたからこそ、今の自分があると思っています。
株式会社カプコン勤務/総合デザイン学科 CGデザインコース/2023年卒/デザインに興味があり、デザインを幅広く学べるトライデントデザイン専門学校に入学。卒業後はゲームソフトなどを制作するカプコンに入社。ゲーム背景デザイナーとしてゲームの背景素材の制作を担当している。仕事では「特に人と積極的にかかわり、コミュニケーションをとることを大切にしています。個人タスクが多い仕事ではありますが、疑問点や進捗状況の報告等を積極的に行うことで周りからサポートいただけることも多くなり、結果として成長スピードをアップさせられたと感じています」と話す。今後も向上心を持って仕事に取り組んでいきたいという。