
健康的で美味しく、栄養バランスを考えた献立を作成するには、あらゆる対象者を想定して献立を考える必要があります。「給食管理演習は、栄養士が病院や保育園などさまざまな場面で給食の献立を考えられるよう、献立の組み立て方や栄養素の基準の設定、適正な塩分濃度や糖分量を標準化する計算方法など総合的に学び、実際に献立を立てていく科目です」と授業内容を教えてくれるのは、豊富な現場経験を持つ岩本紗矢香先生。「私は病院の栄養士として働いていました。病院に長く入院されている方が対象者の場合、同じ食材の組み合わせや調理法が続くと食事を楽しめません。そうならないよう、現場の経験を活かして、献立の立て方を教えています」。子どもや高齢者、元気に働いている人など、対象者それぞれに合わせた献立を考えられる栄養士を育成します。

栄養士は、就職直後は調理がメインとなるものの、調理ができるようになると栄養管理も必須業務に
岩本先生は、入学直後の学生が興味深く授業に取り組めるよう、まずは基本的なことだけを教えて実践に臨むなど、授業の組み立てを工夫しています。「1年次の春休みに行く実習に焦点を当て、実際に料理を作りながら調味料や食材の組み合わせなどを学び、徐々に対象者に合わせた大量調理の献立作成まで学びを進めます。何度か献立作成を行い、慣れた状態まで成長してから実習へ行く、この流れを大事にしています」。苦手な学生も多い栄養価計算は、理解につながる他の科目を学んだ後に取り入れるため、スムーズに習得できます。

授業では、献立作成に必要な基礎知識から、実際に献立を作るまでの一連の流れを学んでいきます
学びをサポートするのはオリジナルのテキスト。「書き込み式のワークノートで、連動した資料を使用する授業を受けながらカッコを埋めていくと、1年後には献立作成の一連の流れが分かるようになっています。歴代の先生方が作ったプリントを1冊にまとめ、旬の食材や適正な塩分濃度、各食材の見当重量など、便利な情報も盛り込みました」と岩本先生。卒業後も使い勝手が良いと学生にも好評です。また、岩本先生は学生が提出する献立を下書きの段階からチェック。何がダメで何が良いのか個別に教える親身な添削指導で献立作成力を伸ばします。

オリジナルのテキストは卒業後も使える優れもの。分からないことはマンツーマン指導ですぐに解消できます
「食べることや調理に興味がある人をはじめ、計算が得意な人にもおすすめ。献立は100%の正解が無く、より良くするには?という探求型の考え方ができることは栄養士にとって強みになると思います」と、岩本先生。

岩本紗矢香先生
岩本紗矢香先生/病院の栄養士として培った多くの経験を活かし、献立作成を指導。学生が提出する献立は下書きから全てチェックし、きめ細かくアドバイス。悪ければ指摘し、良ければしっかり褒める熱心な指導が持ち味。
【給食管理演習(献立作成)】献立作成には基礎献立から展開献立まであり、それぞれ複数の講師が個別に指導し、総合的に献立作成の力を伸ばしていきます。添削指導はマンツーマンで指導を受けることができます。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



