
時代を先取りしたファッションを生み出すためには、コレクションだけでなく、服飾の歴史や文化をはじめアート、音楽、建築などの幅広い分野に触れ、リサーチしておくことが重要です。最近では、オリジナルブランドの立ち上げを目指して独立する学生もおり、デザイン画として完成されたものが、型紙の作成や実物サンプル、工場での縫製を経て店頭に並ぶまでのプロセスを学んだり、個々のテーマやアイデアを視覚的に表現する思考整理法「マインドマップ」を利用したデザイン手法を取り入れたりしています。また、ファッションデザイナーにとって大切なのは、自分の頭の中にある表現や考え方を、言葉やビジュアルに置き換えて相手に伝える力。学生と一対一で対話を重ねることで、一人ひとりのコミュニケーション力を高め、この「伝える力」を育てています。

色や形だけでなく、着心地を考えた素材選びも、ファッションデザインには欠かせない要素のひとつです。
小田切先生の授業では、デザイン画より型紙を作成するパタンメーキング、トルソー(人体模型)に布を当て立体的に型紙を作るドレーピング技術などを身につけ、ファッションに関する幅広い知識を学びます。少人数なので、時にはマンツーマンで授業が受けられるほどの贅沢な環境。個性を活かした表現方法について一緒に考え、一人ひとりと寄り添いながら丁寧なものづくりを進めます。また銀座「松屋」の系列学校という利点を活かして、百貨店で活躍しているバイヤーからリアルな現場経験や生の声が聞ける授業を取り入れているのも特長です。

「卒業生が自分の作品を見せに来てくれることもあるんです」と先生。距離の近さをうれしく感じるそうです。
何かをつくることが好きだったり、最後までやり通すことで達成感を得た経験がある人なら、ゼロから立ち上げる服づくりの楽しさが理解できるはずです。銀座エリアの中でも文化が息づく中央区明石町で始めましょう!
専門はファッションデザイン。経済学部で学んでいた大学時代、子どものころから好きだったファッションの世界を目指そうと、一気に方向転換。卒業後、技術を学ぶために、少人数制で一人ひとりを丁寧に指導してくれる東京ファッション専門学校に23歳で入学。専攻科を含めて3年間を過ごした。現在は自身のアトリエで作品づくりを進めながら、専任講師として学生と信頼関係を築き、それぞれの表現方法を引き出している。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。