
みなさんが病院に行って患者さんに関わっている仕事の中に、臨床検査技師というものがあるということを知ってほしいと思っています。臨床検査技師は超音波、心電図、肺機能、脳波、筋電図などの検査を担当し、手術が安全に進んでいるかを見守る役割なども担っています。臨床生理学という分野を学ぶ本授業の最終目標は臨床検査技師の国家資格を取ることです。そのために、心電図や脳波、貧血の検査、肝機能の検査、がんの判断をする病理学検査、細菌を調べて効く薬を考えることなど幅広く勉強します。知識だけでなく技術の習得も重要になってくるので、臨床検査技師としての実務経験豊富な先生方の技術やテクニックを実習で伝えていきます。また、患者さんと接する仕事なので、コミュニケーション力も重要だと考えています。

様々な検体検査の手法を学びます
30年近く病院の第一線で検査を行ってきた教員が、現場で培った知識や経験を交えて検査方法や検査の目的を講義する授業。授業では教科書だけでは知り得ない、臨床現場の緊張感ややりがいも伝え、検査の面白さを実感できる内容になっています。実習では病院で使われている機器を使用し、実務経験豊富な技師が実習補助に入り、少人数で丁寧に指導しています。どんな現場でも手を動かせるよう実習時間を多く取り、実体験で覚えていきます。実際の症例データを使って病気を考える学習も行い、現場に出ても戸惑いにくい力を身につけられます。

臓器の形や動きなどをリアルタイムで観察
生物好きはもちろん、化学は基礎から教える環境があるので考えることが好きなら文系でも大丈夫です。医療を支える重要な職業ですので、臨床検査技師に「なりたい」という強い気持ちが一番大切だと思います。

臨床生理学・臨床生理学実習を担当している山本先生
臨床生理学では、超音波、呼吸器生理、神経生理、循環生理、感覚生理の各検査の基礎から臨床までを学習し、各種病態と検査法との関連を体系的に学ぶ。臨床生理学実習では、患者の協力が必須の検査項目、説明や協力を得る方法や安全に正しく検査を実施する方法を習得。人体の生理機能を評価する方法について学び、現在使用されている評価法によって得られる人体情報について、その評価の実際を学ぶ。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



