小学校から高校まで野球に打ち込み、スポーツに携わる仕事をしたいと考えて柔道整復師になりました。私は整骨院、整形外科、独立開業、ソフトボールチームでのスポーツトレーナーと様々なフィールドを渡り歩いてきましたが、それもすべていつかは教員になり経験してきたことを伝えたいという考えがあったからです。例えば、ソフトボールチームでのトレーナーを経験して個々の選手のケガや健康状態を見極めることがチーム全体へいかに影響を及ぼすかを身をもって知りました。そういった細かな視点も含め、柔道整復師・スポーツトレーナーに必要な知識と技術を伝えています。
持永先生が授業を行う際に大切にしているのは実例を用いた解説。実際の画像を使用し、症状や経過を丁寧に説明していきます。「人間の身体は一人ひとり異なるので、すべてが教科書通りというわけにはいきません」と持永先生。教科書との違いを学生たちに見つけてもらい、臨機応変に対応できる力を養います。「国家試験対策もしっかりと行っていますが、資格取得はあくまでもスタートライン。社会へ出てから即戦力として活躍できるよう指導を行っていきたいですね」。
スポーツや柔道整復術に対する「好き」という気持ちとやる気さえあれば私たち教員は全力でサポートします!一緒に患者さんに寄り添える柔道整復師・スポーツトレーナーをめざしましょう。
専門科目:柔道整復理論/略歴:会社員を経て柔道整復師を志して専門学校へ進学。卒業後は整骨院や整形外科での勤務や独立開業、ソフトボールチームでのトレーナーなど多様なフィールドで活躍し、現在は近畿医療専門学校で教員を務める。