予約対応にはじまり、健康診断に来られた方への受付から身体計測、診断を終えた方への会計業務、その後の検査結果を漏れの無いように入力・作成するのが私たち検診センター事務のお仕事です。1日約40名の方が来られるため、患者さんのご質問は実にさまざま。自分なりのマニュアルを作成し、検査の内容や、何が分かる検査なのかをしっかり伝えられるよう努めています。ご予約時に、多岐にわたる健康診断のコースの中から提案し、当日お越しいただいた際に「ありがとう、助かりました!」と笑顔で言ってもらえた時や、検査結果後のご提案により、患者さんの容体が落ち着いた時は、一番この仕事へのやりがいを感じますね。
高校生の頃に祖母の付き添いで大きな病院に行ったのですが、どこに検査室があるのかわからず困っていました。そんな時、受付の方が私たち家族のために出てきてくださり、目的の場所への行き方だけでなく、着いてからの受付の仕方なども詳しく教えてくれたんです。その親切で丁寧な対応がとても心に残り、私も医療分野の仕事がしたいと思うように。父親も医療業界に務めていたので、進路を選ぶ際に私に向いているんじゃないかと後押ししてくれたり、仕事の魅力を聞けたことも大きかったですね。病院にはじめてくる方はみんな不安な気持ちになるものだと思うので、私もそんな人のために役に立てる仕事がしたいと思っています。
この学校の魅力は、さまざまな分野を学ぶ学生がいること。別の分野を学ぶ人たちと触れ合うことで刺激を受けたり、色んな知識が増えたので、自分の視野を広げることができたと思います。別コースの友達からのアドバイスを受けられたおかげで、医療系の資格だけでなく、簿記やパソコンのシステム系の資格なども取得できました。また、近畿圏の大原学生が一堂に集まり競い合う「スポーツフェスティバル」では、2年間副団長を務めました。数百人もの人たちをリーダーとしてまとめた経験は、社会に出てからも活かされています。大原での学生生活は、みんなで同じ目標・目的に向かって努力できたので、学びも行事もすべて充実していましたね。
社会福祉法人大阪暁明館 大阪暁明館病院/小児クラークコース/2016年卒/学生時代は医療分野の資格取得を目指す傍らで、ダンス部に所属。入学式などのイベント時、パフォーマンスを披露するためにダンスチームで日々練習を重ねていたのだとか。「病院での業務もまさにチーム作業。一人のスタッフの行動が、病院全体のイメージにつながります。病院内では誰かがするだろうではなく、すべてのスタッフが病院の顔であるという意識を持ち、自ら行動することが大切。患者さんには常に笑顔で帰っていただけるようこれからもみんなで努力していきたいと思います」。