世界的にも有名な京都の清水寺や八坂神社に面し、世界トップ50のホテルにランクインする「パーク ハイアット京都」でゲストサービスを担当しています。日本のお客様、外国からお越しのお客様を問わず、常に質の高いおもてなしが求められます。先日、お客様からタクシーのご依頼がありました。その際、単に手配するのではなく、お客様のご予定や目的地を事前に運転士に伝えるように。ホテルにお戻りの時に「スムーズに移動できてよかった。ありがとう」とのお言葉をいただきました。お客様からのご要望よりも先に行動する、お客様が気づいていないことまで配慮することで喜んでいただけることが仕事のやりがいです。
人のために行動して役に立てることが好き。この自分の性格を将来に活かそうと考え、選んだのがホテルの仕事です。ホテルの仕事は「究極のおもてなしのプロ」と呼ばれていることを知り、それなら最高峰に挑戦したいと思ったからです。学生時代はホテル科での勉強と並行してホテルでアルバイト。お客様や一緒に働く先輩、上司の方のために頑張ることが楽しく、また、「ありがとう」と感謝されることも嬉しいと感じ、改めて自分にはホテルの仕事が向いていると実感しました。
ホテルの仕事に就きたい、すぐにでも活躍したいとの思いから専門学校をリサーチ。実績のある大阪外国語・ホテル・エアライン専門学校に入学しました。学校では、有名ホテル出身の先生方が、ホテルの仕組み、接客対応、マナー、英語をはじめとする外国語など、ホテルで活躍するために必要な知識、スキルを丁寧にレクチャーくださいました。授業中は挨拶の角度が少しでも高かったり、言葉遣いに誤りがあったりすると、厳しく、細かく指摘されましたが、ホテルでの実習やアルバイトで現場に立ってみて、それらを徹底しなければ通用しない、認められないことがよくわかりました。学んだすべてが今の仕事に役立っています。
パーク ハイアット京都勤務/ホテル科/2023年卒/ホテルを利用するお客様と会話をすることもあり、「京都の観光情報はもちろん、どんな話題にもお応えできるよう、社会や経済、流行など、さまざまな情報収集に努めています」という上條さん。「幅広い視野を持ち、いろいろなことに興味を持つこと。その分野についてよく調べることが将来の選択だけでなく、自分の日常や人生にも活かされるはずです」と、アドバイスしてくれました。