私はこれまで数々の一流ホテルを経験してきました。その中で実感したのは、お客様一人ひとりに対するホスピタリティ、英語力、マネジメント能力の大切さです。マネジメント能力とは、数字の管理能力、課題を見つけ解決する力、長期的な事業計画を考えられる力です。本校は産学連携システムによって、現場の今が学べる体制を整えています。世界最高峰のスイスのホスピタリティ学校、エコール・オテリエール・ローザンヌでの学びをはじめ高度なマネジメントスキルを身につけられるカリキュラムが充実。これらは3年制・4年制だからこそ可能な教育だと言えるでしょう。もちろん英語教育にも力を注いでいます。高度な専門性を身につけるだけでなく経営や語学をじっくり学び、最高のホスピタリティを磨き、世界中の人に喜びと感動を届けられる人を育てます。
鈴木先生が最も力を注いでいるのは、ホテルのプロとしての大切な心得を伝えること。「『接客』ではなく『接遇』が大切です」と鈴木先生。接客はお客様にだけ対する接し方、接遇は自分と接点を持つすべての人に対する態度を指すと、鈴木先生は定義している。「上司や同僚、関係者の方など一緒に働くすべて仲間におもてなしの心を持ち、お互いに気持ちよく働けるようになれば、コミュニケーションのよくとれた、明るい雰囲気になります。それはおのずとお客様にも伝わり、サービスにも表れて、より喜んでいただけるようになるのです」。
お客様にとって「話しかけやすい存在」であることは非常に重要です。人が寄ってくる人になること。そのためにも常に人に親切に接し、苦手な人にも自分から近づき、美しいものに触れ、自分自身を磨いていきましょう!
「横浜ロイヤルパークホテル」では、ベル、ハウスキーピング、フロントを経験。わずか入社3ヶ月でベストスマイル賞を受賞。その後、虎ノ門ヒルズ上層階にある「アンダーズ東京」を経て世界初の6つ星ホテル「マンダリンオリエンタル東京」に勤務、スパ・コンシェルジュを務める。シーズナルメニューの考案や会員向けパーティの企画も手掛ける。東京ホテル・ウェディング&IR専門学校の設立から携わり、現在は教員として活躍中。