「未来の自分を作るのは今の自分の行動だけ」佐野勇斗さんから高3のみんなへ応援メッセージ
今号のスペシャルインタビューは、映画やドラマ、CM出演やアーティスト活動etc.
各所で大活躍中の佐野勇斗さんが初登場。
自身も、高3から本気で受験勉強に打ちこみ、第一志望だった大学に合格!
そんな佐野さんだからこそ伝えられるメッセージ。
これから受験勉強を頑張るみんなに届けます!
1998年3月23日生まれ。愛知県出身。
2015年『くちびるに歌を』で俳優デビュー後『ドラゴン桜』『真犯人フラグ』などの話題作品、CM、バラエティー番組にも出演。
ダンスボーカルユニット M!LKのメンバーとしても活躍中。
目次
高3は本気でやったもん勝ち!
高2まではまったく勉強していなかったものの、高3から心を入れ替え、一般入試で第一志望に合格した経歴をもつ佐野さん。
どんな風に勉強してたの? 最後まであきらめずに頑張れた理由って?
「なかなか本気になれない」「受かるかどうか不安」etc.
さまざまな悩みを抱えるスタサプ読者のみんなに向け、最後までやりきるための佐野さん流のマインドをご紹介!
まずは元受験生のセンパイ佐野さんに高3のみんなのお悩みを相談してみたよ。
Q. たいして勉強せず高3になってしまいました…周りにかなり遅れをとっていてつらいです
A. 高3の今ならまだ全然間に合う!大事なのは今!
僕の場合は、高3の夏に受験をすると決め、秋から本格始動したので本気で遅すぎました!
一般入試だったので、センター試験(現:大学入学共通テスト)で受験したんですが、当時は仕事も一時休んで、死に物狂いで頑張って、ごはんを食べる時すらずっと勉強していたくらい。
本当に気合いと根性だけで乗り切った感じです。
そもそも高2でまったく勉強していなかったので、学校のテストも散々。
高3になっていざ受験をすると決めたときも「無謀だよ」と言われたくらい本当にマイナスからのスタート。
それでも何とか受かったとはいえ、もう辛すぎる日々でしたから…。
遅いかもなんて悩んでる時間がもったいない!
今すぐ勉強を始めよう!
Q. やらなきゃって思うけど、モチべーションが上がらない…
A. やる気が高まる環境づくりも大事なポイント!
当時の僕は必死すぎてモチベーションどころではなく「やるしかない!」気持ちしかなかったです。
ただ、言葉で気合いが入るタイプだったので、部屋の天井に第一志望の学校名を貼ったり、「やる気がないときこそ頑張るのが勝者だ!」「この半年で頑張れないやつは芸能界でも頑張れない!」とか熱い言葉を貼ったりしてやる気を高めていました。
あとは一緒に頑張る仲間も大事ですよね。
当時M!LKのメンバーも受験期だったので、連絡を取り合って「あいつも頑張ってるから自分も頑張ろう」と思えたのは心強かったです。
Q. 勉強はしているけど受からなかったらと思うと不安です…
A. 実は、不安すぎるぐらいでちょうどいいと思う。
うーん… 僕は自信ってないくらいでいいんじゃないかな?と思います。
僕の場合も「このままだとかなりヤバい」って思えたからこそ必死で頑張れたので、変な自信は持たなくていい派ですね。
実際、受験生時代は模試を受けてもずっとE判定でかなり不安…。
でも、たまにくる「あー休みたいなー」「今日サボりたいなー」って気持ちの時に「ここで頑張らないとヤバい!」って思えて頑張れたので、逆に不安を利用して自分自身に勝つぞって思うようにするといいと思います。
佐野勇斗さん的「受験の5ポイント」
高3からの勉強スタートで、劇的成長を遂げ、見事第一志望に合格した佐野さん。
自身の受験生時代を振り返り、合格につながったポイント5つを教えてもらいました!
受験のポイント1. まずは勉強の方法を知る
僕の場合は、まず勉強の仕方を知らなかったので、勉強方法の本を読みあさって、自分に合う勉強の仕方を知るところから始めました。
本によって、暗記はこの方法がいいとか、さまざまなやり方が書いてあったので、とにかくたくさん試してみて、その中で「一番自分に合ったものを取り入れる」という進め方が正解だったなと思います。
僕は周りよりも大分遅れをとっていたため、どうやったら効率よく勉強できるか?ということも日々意識していたので、この方法は今思えば良かった点ですね。
受験のポイント2. 具体的な予定を立てる
自分はいつまでに何をすればいいか、しっかり予定を立てる!
これは基本のことながら一番大事かなと思います。
やり方としては、本番の日から逆算して、この一カ月で何をどこまで終わらせなくちゃいけないか、今週一週間は?今日1日は?と全体感だけでなく、細かく具体的なところまで落とし込むのがポイント。
例えば、今日一日の予定だったら「9:00~10:00は英語」とかざっくりした内容ではなくて、「9:00~10:00 英語(単語集10~20まで) 」みたいに、内容やページ数まで具体的に決めると、やることを明確できるのでおすすめです。
ただ、欲張りすぎる計画を立てると、結局終わらなくてモチベーションが下がってしまうので、できる範囲での計画をすることも大事。
受験のポイント3. 一つの参考書を繰り返しやる
参考書ってたくさん種類があるので、いろいろなものをやりたくなる気持ちもわかります!
でも1冊を何度もやる!これはかなり大事。
何回も繰り返しやることで記憶が定着するので、受験時代のこの勉強方法が今ドラマのセリフを覚えるのにもかなり役立っています。
特に苦手だった数学は、試験によく出るパターンを厳選した薄い問題集を、本番直前だけでも8回くらい解いて復習したのが良かったらしく、本番で8割以上取れたんです!
受験のポイント4.勉強を習慣化する
モチベーションを上げて「よしっ勉強するぞ」って考えるんじゃなく、勉強自体を習慣化してしまうのがおすすめ。
トイレのあとには手を洗う、お風呂からあがったら服を着るみたいに、ごはんが終わったらとりあえず机に向かうことをルーティンにしていました。
やってないのが気になっちゃうくらい生活の一部にして、習慣化できたら勝ちです。
受験のポイント5.できたこと・できなかったことを振り返る
僕は書くことを大事にしているので、日記を書くことが毎日の習慣。
1日の終わりに、どういう1日を過ごしたか、できたことやできなかったことを書き留めておくと、次の日に何をすればいいかが見えてくるのでおすすめです。
こうして毎日記録しておくことで、数カ月後には自分の成長も見えてくるし、自信にもつながると思うので、受験生こそやってほしい!
「今思い出しても、本当に死に物狂いで本気を出しきったからこそ合格できた」と高3時代を語る佐野さん。
手書きメッセージにも書いてくれたように、「未来の自分を作るのは、今の自分の行動だけ!」。
あのときもっと本気出しておけば良かった…なんて後悔しないよう、今からギアチェンジして本気出してこう!
▼佐野勇斗さんからおしらせ!
2023年4月3日から放送中
毎週月~木 22時45分(各話15分)全32回
登場人物が周りのみんなに対してすごく思いやりのある人で、自然とやさしい気持ちになれ
るお話。各話15分なので、受験勉強の合間にちょうどいいと思います!
▼STAFF
Text・Edit / Noriko Taki ,
Design / Dai Kayama(ma-h gra),
Photograph / Takuya Sugie(TRON),
Hair&Makeup / Hikaru Mochizuki ,
Styling / Shogo Ito (sitor)
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