夏の勉強の分かれ道、Dotch Dotch?誘惑に負けないぞって頑張るきみへ

もうすぐ夏休み!

受験生だし勉強に集中したいところだけれど、長い&自由すぎて、逆にどうすれば…。

志望校や性格から、自分に合った方法を選び、高パフォーマンスな夏にしよう。

この夏の過ごし方を、4つのパートに分けて紹介していくよ。

一般選抜で頑張ってるきみへ
推薦入試で頑張ってるきみへ
誘惑に負けたくないきみへ
先輩たちの体験談

今回のテーマは、「誘惑に負けたくないきみへ」。

受験勉強は孤独とのたたかい。

長い夏休みはモチベキープに苦労する人が多い!

そんなきみに、誘惑とたたかう方法を教えるよ。
  

①誘惑との付き合い方、あなたはドッチ?

一度引きずり込まれたら戻れない誘惑の世界。

先輩アンケートでわかった誘惑TOP4の対処法をチェックリストで判定して、誘惑を乗り越えよう!

大敵No.1:スマホ

電話やLINEなどの連絡手段が入っているから、つい手に取ってしまうスマホ。

うっかり動画やSNSを開いちゃうと、時間がどんどん過ぎていく!

チェックリストで依存度を確かめよう。
チェックリスト
☑︎気づいたらスマホを触っている
☑︎勉強中も常にスマホが目の前にある
☑︎スマホを忘れて出かけると、何も手につかない

断つ(☑︎が0〜1個の人)

依存度が軽度なので、思い切ってスマホ断ちに挑戦。

誘惑アプリはアンインストール、スマホを家に置いて外で勉強するなど、誘惑の元をシャットアウト。


制限する(☑︎が2〜3個の人)

依存度が中重度なので、部分的に制限。

使わない時間(勉強中はもちろん、食事中や寝る前など)や使わない場所を決めて、だらだらスマホを減らそう。

大敵No.2:睡魔

長期戦の受験生は、睡魔とどうたたかうか。

寝たほうが効率がいいのか、今頑張っちゃうべきか。

ジャッジするときにはすでに判断力が落ちていて、後悔する選択をとりがち。
チェックリスト
☑︎難しい問題があるとすぐ眠くなる
☑︎いつの間にか寝てしまい、気づけば朝ということがよくある
☑︎アラームをつけて仮眠しても起きられない

抗う(☑︎が0〜1個の人)

一度寝ちゃうと起きられないタイプが多いので、もうちょっと頑張りたいところ。

ストレッチをしたり顔を洗ったりと、体を動かして覚醒。


ちょっと寝る(☑︎が2〜3個の人)

効率を上げるために仮眠をとってOK。

ベッドではなく机に突っ伏すなどして、10~15分だけアラームをかけておやすみなさい。

大敵No.3:友達

すでに進路が決定した友達や、専門学校で学科試験のない友達など、受験の足並みはバラバラ。

SNSに楽しげな写真をアップされたり、遊びに行こうと誘われたり。

相手に悪気がないのが、これまた厄介。
チェックリスト
☑︎友達から誘われると断りづらい
☑︎週1以上で友達と遊んでいる
☑︎ちょっとだけ息抜きのつもりが長時間になりがち

ちょっとだけ息抜きを(☑︎が0〜1個の人)

はっきりNOと言えるタイプが多いので、時間を決めてたまには息抜き。

勉強を頑張ったご褒美として、週1以下で友達と遊んでみてもよいかも!?


一緒に勉強する(☑︎が2〜3個の人)

NOと言えないなら、友達を巻き込んで勉強。

余裕がないことを正直に話し、進学後に必要な勉強を一緒にするなど、時間を共有できる方法を探ってみて。

大敵No.4:推し

SNSにイベント、出演番組と、アニメやアイドルなど推しの最新情報は常にキャッチしたい!

その気持ちは尊いけれど、勉強時間を大きく圧迫しているのなら、ちょっと考えたほうが良いかも。
チェックリスト
☑︎生活の中の優先順位1位は推し♡
☑︎おこづかいのほとんどは推しに消えている
☑︎推しに費やす時間は1日に2時間以上

合格後のご褒美に(☑︎が0〜1個の人)

勉強への圧迫度が低め。

それでも問題意識があるなら、合格後のご褒美にして、いったんは推し活をお休みしてみては。


息抜きにする(☑︎が2〜3個の人)

なくてはならない存在の推しを、今完全にお休みすることは不可能。

それならSNSだけ、公式動画だけなど、部分的に楽しむべし。

②集中しやすい環境の整え方、あなたはドッチ?

受験勉強は、広い海を一人漂流するのと同様に、モチベーションを保つのが難しい!

受験理由から、自分自身と環境、どちらを整えるべきかわかるよ。

まずはチェック。

「受験する理由」、どっちが近い?
理由A
☑︎家族を喜ばせたいから
☑︎ちゃんとした大人になるのに必要だから
☑︎当たり前のことだから
理由B
☑︎将来の夢のために必要だから
☑︎合格後に学びたいことがあるから
☑︎勉強することが楽しいから
※理由A、Bどちらもな場合は、両方とも試してみてね。




モチベアップ法1:自分自身を整える

理由Aに近い人は、“憧れ”パワー注入でやる気アップを!

どちらかというと周りのためや義務感から受験に臨んでいる状態。

憧れの人やなりたい姿を具体化することで、もっと自発的な動機に。



オススメの方法はこちら。

「会う」

・志望大学の先輩に会う
・オープンキャンパスへ行く
同じ高校から志望校へ行った先輩や、オープンキャンパスで実際の学生と接触すると、身近な目標になって、やる気アップ!


「見る」

・SNSであこがれの大学生活を見る
・SNSの勉強アカウントをチェック
・ドキュメンタリー動画を見る
SNSは自分を投影して、感情移入しやすいのがメリット。

ドキュメンタリー番組で、将来に対する意識を改革するのも手。


「書く」

・理想の自分の姿を書く
・合格後にしたいことを書き出す
近い未来の自分について書き出すと、ポジティブに考えられるように。

どんな大学生になりたい、どこに旅行したいなど、何でもOK。


先輩たちはこうやって自分自身を整えた!

●大学の学食でモチベUPランチ
志望校の学食でランチして、勉強のやる気を上げた。
(ダイキさん・大学3年男子・経済・経営・商学系)

●大学生活をリアルに妄想♡
パンフレットやオンラインオープンキャンパス、住む予定の家の候補などを見て大学生活へのモチベーションを高めていた。
(ちゃあさん・大学3年女子・教育系)

●Vlogで生のキャンパスライフを
志望大学に通う有名なYouTuberの1日のVlogを見たりした。
(ねぎさん・大学1年女子・人文系)

●大学の写真がお守りがわり
大学のオープンスクールで撮った学校の写真を見て気持ちを保った。
(いぬさん・大学3年女子・人文系)

モチベアップ法2:周りの環境を整える

理由Bに近い人は、継続して勉強できる環境作りを。

受験する理由が自発的なものになっているので、環境を整えることでモチベアップしよう。

いろいろ試して、自分に合うものをみつけて。



オススメの方法はこちら。

「目標を具体的にする」

・1日何時間など、具体的な数値目標を作る
・時間ごとに予定を細かく立てる
抽象的な目標だと、気持ちが緩みがち。

細かくノルマや予定を設定し、スモールステップで続けられる環境をつくろう。


「成功できるようにする」

・できるか微妙なレベルの2段下の問題を解く
・得意な科目から始める
難しすぎる問題に気持ちが折れる。

そんなときはラクに問題を解ける環境づくりで成功体験しよう。

得意科目→苦手科目で勉強するのも有効。


「ご褒美をつくる」

・ノルマ達成した時のご褒美を作る
・SNSに勉強アカウントを作り、いいねをもらう
同じような毎日が続くと、モチベが下がるのが人間。

ちょっとした刺激を設けることで、新鮮な気持ちで勉強できる。


先輩たちはこうやって自分自身を整えた!

●ノルマ達成時にはおやつと推し
目標のペースや時間を達成したときは、自分が好きなおやつを食べたり、推しの映像を少し見たりしていた。
(ピッタリさん・大学1年女子・薬学系)

●自作のテストで自分を褒める
毎日自分で地理の小テストを作成・解答し、正答率の上昇を見てやる気を上げた。
(しまさん・大学1年女子・医療・保健系)

●SNSに勉強内容を記録
Twitterでその日にやることを決めて呟き、やったことも呟いて日記がわりにしていた。
(はるさん・大学4年女子・生物・生命科学系)

●アプリを使って友達とシェア
勉強時間を記録するアプリで、どれだけ勉強したか友達と共有することでモチベーションキープしていた。
(のんさん・大学3年・経済・経営・商学系)

学校はないし、友達の志望校はバラバラだしで、孤独になりがちな夏の受験勉強。

これを読んで、「みんな頑張ってる!」と前向きな気持ちになってくれたらうれしいな。

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Text•Edit / Kokoro Maeda
Illustration / Keiko Sootome
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※記事内のデータとコメントは2024年4月5日〜4月6日に実施した大学生、専門学校生300名が回答したアンケート((株)アイブリッジ調べ)および電話(オンライン)取材によるものです。
※心理学監修:塚越友子