ウエスティンホテル大阪の飲料部でレストランスタッフとして働いています。入社直後は営業部宴会営業課に所属し、パーティーや披露宴などホテル内宴会場のご利用をアピールする仕事をしていましたが、コロナ禍で宴会需要が減ったこともあって飲料部に異動となりました。現在はレストランのネット予約の管理、ホテル会員の管理や利用率の集計などをメインに行っています。少人数の部署なので、自分自身の行動がお客様にストレートに伝わり、お客様の反応を直に感じられる点に魅力を感じます。その分、書類の作成ひとつでも、より注意深く行うよう心がけています。
学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。ホテルの仕事に興味を持ったのは、もっとフォーマルなサービスを学びたいと思ったことがきっかけです。また、自分のサービスに対してお褒めの言葉をいただいたり、ゲストのお話を聞いたりすることが楽しく、この仕事を続けたいと思いました。きっとホテルや飲食業の世界にはまだまだ知らないことがたくさんあると思うので、お客様やスタッフなどいろいろな方と接して、知識を増やしていきたいと考えています。
大谷大学は教授との距離が近く、人生についての相談など、勉強以外のことも親身に話を聞いてくださいました。普段はあまりふれる機会の少ない宗教について学べるのもよかったです。海外での活躍や外国人の方と接する仕事を考えていれば知識として重要になると思います。ときには、今の勉強が本当に将来必要かと疑問に思うこともありましたが、勉強することで選択肢が増えることを学びました。自分の興味のある分野はもちろん、あまり興味のない分野も見てみると新たな発見があるかもしれません。息抜きのつもりでもよいので、学生のうちに幅広い分野に触れるのがよいと思います。
ウェスティンホテル大阪勤務/文学部 歴史学科/2019年3月卒/高校2年生までは音楽大学に進もうと思っていたが、進路変更して「自国のことをもっと知りたい」と歴史学科のある大谷大学に進学。所属していたアジア文化コースのゼミの研修旅行で、座学だけでなく、現地での学びを得られたことが素敵な経験だったと語る。社会人となった今、大切にしているのは「自分の物差しで物事を測らないこと」。それぞれの立場や環境によって考え方や価値観は異なることを常に心に留めて、「つい『こうあるべき』などと考えがちですが、柔軟に対応できるように準備しておきたい」と話す。