販売や操作講習、空撮サービスなど、さまざまな形でドローンを取り扱う会社のショップで、ドローン販売担当として働いて3年目になります。ドローンは毎年のように新しくなる技術なので、最先端に触れる事ができ、機械の進化を直接感じることができるのがこの仕事の魅力。そのぶん、常に新たな知識を吸収していくことが重要で、かつ航空法などの法律の改正にも対応していかなければいけないので難しさもあります。ドローンを買いに来たお客様にドローンの魅力を伝えられる喜びはもちろん、月2回行っているドローン操作の講習などで、初心者の方がドローン操作を楽しんで、興味を持ってもらえることが何より嬉しく、この仕事のやりがいを感じます。
ドローンに夢中になったのは大学に入学後。ドローンを使ったリモートセンシングを学ぶ研究室で、その性能の良さや操作の面白さにのめりこみました。最初は景色の撮影を楽しむだけの機械だと思っていましたが、農業や土木、建築、遭難者の救助など、どんなことにも応用可能で社会に役立てる技術であることを知り、大きな魅力を感じました。たとえば酪農では、広大な牧草地をドローンで撮影することで、その全体の状況を把握することができます。当時は研究のために、実際に十勝の牧場へ足を運んでドローンを使っての調査を体験しました。操縦の仕方や安全チェックなど、多くのことを実践的に学ぶことができ、今の仕事にも活かされています。
工業科の高校に通っていましたが、進学を考えた時に、昔から好きだった自然や環境について学べる大学を探そうと思いました。酪農学園大学と聞くと、酪農や農業がメインの学校だと思いがちですが、調べていくうちに、あらゆるジャンルを専門的に学べる大学だと知りました。入学後の1、2年間でさまざまな分野に触れる機会があり、専門家の先生方の話を聞いていく中で視野が大きく広がり、その結果ドローンに出会うことができたのが始まり。酪農学園大学は、自分の興味のあることを専門の深いところまでじっくり学ぶことができるのが魅力です。将来が具体的に決まっていなくても、入学後に思わぬ出会いがあって将来に結び付くこともあると思います!
HELICAM株式会社勤務/農食環境学群 環境共生学類卒/2020年3月卒/幼い頃から山が好きで、登山に連れて行ってもらうことが嬉しかったそう。工業科の高校で3年間学ぶも、「機械から離れて自然に触れたい」という衝動から酪農学園大学へ入学。環境共生学を学びつつ、機械の知識と自然への興味が融合したドローンの世界に出会う。現在は、知り合いの牧場に許可をもらってドローンを飛ばし、景色を撮るなどプライベートでもドローン撮影を楽しんでいる。