私の勤務しているルミラン洋菓子店は、ショートケーキやスフレタイプのチーズケーキが人気の地元密着型のお店。ここで私は、製造(主に仕上げ)と販売を担当しています。現在、お店で人気のシュークリームにクリームを詰める作業を任されているんですが、その作業はお客様から見える場所で行います。ですから、買いにいらしたお客様と会話をすることができるのですが、よくいらしてくださるお客様から「おいしそうだね!」とお声をかけていただけると嬉しいです。接客の際には、大きな声でハキハキとお客様の目を見て笑顔でお話をするよう、心がけています。接客した時にお客様の笑顔を見られることもやりがいになっています。
高校の頃、見よう見まねで作ったお菓子をプレゼントしたところ、とても喜んでくれたのが、とても印象に残って。それからお菓子作りに火がつきはじめ、「多くの人を喜ばせたい!」と、この業界を目指そうと決意しました。料理やお菓子のことを学びたいと思い、高校の先生に相談した時、先生が見せてくれたのが仙台スイーツ&カフェのパンフレット。オープンキャンパスに参加して、「自分に合っている」と思い、入学を決めました。学生時代に学んだ基礎的な技術や知識はもちろん役に立っていますし、店舗実習でリーダーを担当したことも貴重な経験でした。指示の出し方や関わっている人たちのまとめ方など、とても勉強になりました。
当初、自分自身がどんなお店に入り、どんな風に働きたいのか、迷っていた時期もありましたが。「技術を向上させながら熱心に働き、私が本当にしたいことをそこで見つけよう」と決心。現在は、製造から販売まで関われる個人店で、技術を磨き、経験をつんでいます。営業時間後には自主練習をしています。練習を見てくださっている先輩から「上手くなったね」と言っていただけると、技術が向上できたことを実感でき、嬉しいです。クリスマスや大型行事に向けて更なる技術向上していくのが今の目標。特にデコレーションの技術向上をめざしています。また、様々なコンテストもあるので、いずれ更に技術が向上したら、参加してみたいです!
有限会社ルミラン洋菓子店 勤務/パティシエ・カフェ科/2015年3月卒/高校時代、初めて作ったお菓子を喜んでもらえたことをきっかけに、パティシエの道へ進んだ向井さん。仙台スイーツ&カフェ専門学校在学中は製菓を基礎から学び、店舗実習ではリーダーも勤めた。それでも、社会に出た今、「学生時代にあったチャンスや、チャレンジできることには積極的に挑戦すれば良かったと後悔しています」と振り返る。パティシエを目指す高校生に「後悔しないよう、いろいろことにチャレンジしていってもらいたいですね。自分が目指したい、夢が見つかったら、どんなことも乗り越えられます。がんばってください!」とエールを送ってくれた。