大阪大学では、様々なデータの中に隠れている規則性を自動的に見つけて利用することで、知的な情報処理をコンピュータで実現するための技術である機械学習の研究をしています。機械学習は、人工知能(AI)の基礎となる情報技術で、現在のAIの発展を支えています。私は、機械学習の新たな原理やアルゴリズム、モデルの開発、そしてAIをはじめとした機械学習を含んだ情報システムの解析・構成を行うための方法論について研究を行っています。また開発した方法を、多様な科学・工学領域へ適用する応用的研究を進めています。
大阪電子専門学校では、『人×AI×ロボット』をスローガンにAI教育を展開。河原教授は、より実践的なカリキュラムを構築できるよう、その基礎技術である機械学習研究の見地から授業監修を行っています。
また、次世代教育システム(KISS)において、チャットボット等、最新のAIや機械学習の技術を取り入れた情報システムの構築を専門的知見からサポート。学生に講演会形式でかみ砕いて論じ、対話によって相互理解をはかることで、学生のAI学習、AI活用に対するモティベーションを向上させます。
AIや、それを支える情報技術である機械学習は、今後ますます私たちの生活のあらゆる場面で欠かせないものになっていくことが予想されます。本校のワクワクするようなカリキュラムを通して、AIを学びませんか。
専門分野/人工知能(AI)・機械学習
略歴/大阪府立天王寺高等学校理数科卒業。東京大学教養学部理科一類へ入学。その後、同工学部、さらに同大学院工学系研究科へ進学し博士号(工学)を取得。東京工業大学、大阪大学、九州大学での教員を経て、2022年10月より大阪大学大学院情報科学研究科で教授となる。