福祉とは、他者に何かを与えることではなく、みんなで共に生きるという考え方です。
そのためには皆が幸せであり、自らも幸せを感じる環境を整える力や、自分がどうすればその環境を作れるのかを考え続ける力が必要になります。僕の授業では、学校生活の中で人や出来事から学び、経験できる機会(体験学習)を多く設けています。体験学習の中で「自分には何ができるのか」を考えて実践していくことで、自然と「ありがとう」と言えるほど自分で幸せを感じる環境を整える力が身につくと思います。
また、僕は別の学校でも教えてきた経験があります。その経験を活かしながら、特別教室を工夫するなど、学校全体が活気あるものになることに努めています。
毎朝廊下ですべての学生と顔を合わせることをしているので、みなさんとの学校生活が楽しみです。
専門学校新国際福祉カレッジには職業訓練生や技能実習生も多く在籍しており、自然とさまざまな国籍や年代の人や習慣に触れることになります。福祉は人の生活を作り上げていく仕事であり、さまざまな体験から気づきを得て、思いやる心を持つことができます。
藤原先生は、「人間と社会」の領域で相談援助や児童福祉を中心に担当。授業形態はグループワークも多く、一番に重視することは「意見を交流させること、思考を連続させること」です。自分の思い込みを問い直すことで、人の話を聞き、思考・整理する力を身につけます。
受けた教育によって人生は変わります。「何になりたいか」ではなく「自分はどうありたいか」を考え、いま必要な学びの時間を選んでください。その結果が本校であれ何であれ、キミが自分で決めた選択を応援します。
専門分野:社会福祉学、教育学
「親がいない子どもたちが元気に過ごしていくこと」に対して自分ができることを考え、短大で社会福祉学と教育学を修め、教員免許と保育士の資格を取得。卒業後は異分野でサラリーマンとなるが再び大学へ編入。以後、数々の教育機関や青少年施設などでさまざまな職を経るが、常にその中心にあるのは、「若者の居場所づくりと福祉の融合の可能性」を追求すること。新年度から自らも大学院に進学。