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私立短期大学/岡山

カワサキイリョウタンキダイガク

こんな先生・教授から学べます

がん患者の心の動きを捉え、よりよい生き方へつなげる先生

成人看護学
看護学科 
掛屋 純子准教授
先生の取組み内容

成人看護学の中でも、特に「がん看護」を専門に研究しています。特に関心を寄せているのは、がん患者さんが“自分らしく生きること”。聞き取りなどの調査を通して傾向を分析し、患者さんご本人はもちろん、ご家族への支援についても考察を進めています。がんの進行に伴い、身体の中ではさまざまな機能障害が起こります。これまで自然にできていたことが不自由になることで「自身の価値が失われてしまった」と感じてしまう患者さんは少なくありません。こうした捉え方をする原因はどこにあるのか、という疑問が研究の発端となりました。精神保健の分野で定義づけされた「サービス・ギャップ(専門家のケアを必要とする状態であるにも関わらず、受けられていない状態)」の視点からも患者さんの心を捉え、適切な支援へとつなげていきたいと考えています。

患者さんへの聞き取りをもとに調査の尺度を開発。妥当で信頼性の高い調査票を作成し、全体の傾向を掴みます

授業・ゼミの雰囲気

看護師としての姿勢を自ら体現。事例を用いた授業で「患者自身」に対する理解を深め、寄り添う姿勢を育む

掛屋准教授の担当授業は「成人看護学VI(がん看護)」。講義では、事例を用いることで患者の身体・心理・社会的な面など「患者自身」に対する理解を深め、疾患に対して、患者そして家族の視点からも捉える力を育みます。指導にあたり准教授が特に大切にしていることは、学生に対して一人の大人として関わり、相手を人として尊重すること。在学中に学んだことや受けた指導は、そのまま看護の「質」に直結します。患者に寄り添い、個別性を尊重した看護が実践できる看護師を育てるため、学生との信頼関係を重視した授業を展開しています。

特に大切にしていることは信頼関係。「一人ひとりに合わせて“心に届く”指導を心がけている」と掛屋准教授

キミへのメッセージ

「看護」は、相手を知ることから始まります

医療従事者として専門的な知識や技術を備えることはもちろん大切ですが、その根幹にあるのは「人を思いやる心」です。ぜひ普段から周囲の人に興味をもち、積極的なコミュニケーションを心がけてみてくださいね。

学生時代は領域実習が好きだったという掛屋准教授。患者と関わる経験を通して、大きく成長できたといいます

掛屋 純子准教授

専門分野/成人看護学
略歴/岡山県内の病院で臨床経験を積む。その後、教員として新見公立短期大学、新見公立大学および同大学院、島根県立大学にて成人看護学領域の指導に携わる。2018年より現職。博士(看護学)。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

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