大学入試センター試験の志願者数は前年度から3.2%増加

1月19日(土)、20日(日)に実施される2013年度大学入試センター試験。今回の確定志願者数は57万3344 人で、前年度から3.2%増加となった。その内訳をみると、現役生が4.6%増となっており、浪人等の既卒者は逆に2.0%減。現役生の志願者数が伸びたことが、全体の数を押し上げた格好だ。

 

大学入試センター試験志願者の推移
出典/独立行政法人 大学入試センター

 

背景として大きいのは、まず、現在の高校3年生の人口が前年度の高校3年生より約4万人多いこと。ただし、人口が増えただけでなく、現役生のセンター試験志願率も前年度から0.5ポイント増えて42.1%と、過去最高になっている。

 

「現役志願率の上昇については、センター試験の利用大学が若干増えたことも要因の一つ。また、推薦入試やAO入試などで受験する層が、入試にセンター試験の結果は使わないにもかかわらず、実力の確認のために受験する例が多少増えていることも影響していると思われます」(河合塾 教育情報部 富沢弘和チーフ)

 

もう一つ現役生の志願者数増に関して注目したいのが、男子の伸びが2.3%なのに対して、女子の伸びが4.4%となっていること。

 

「短大が続々と4年制大学に移行していることもあり、女子の大学進学熱が年々高まっていることが大きいですね」(富沢チーフ)

 

一般入試で大学を受験する高校生にとっては、これからがまさに正念場。以下に、センター試験や受験対策全般についての情報を提供しているページのURLを掲載しているので、ぜひ活用してほしい。

 

・リクナビ進学:センター利用入試を実施している大学・短大

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