東京医科歯科大学の関連ニュース
東京医科歯科大学、歯髄幹細胞を活用した脳性まひの治療法創出に向けた 四者共同研究契約締結
2020/2/14
東京医科歯科大学は、株式会社ジーンテクノサイエンス(GTS)、東京都医学総合研究所、名古屋大学医学部附属病院、および東京医科歯科大学は脳性まひに対する新たな治療方法創出に向けて、四者共同研究契約を締結した。
脳性まひは、出生500児に1児の頻度で発生する脳機能障害で、胎児から新生児期に脳血流が低下したり、感染症にかかったりすることが原因とされている。現在の治療法は、適用できるケースが限られている上、効果も十分とは言えないことから、新たな治療法の開発が待ち望まれており、細胞治療はその候補の一つと考えられている。中でも歯髄幹細胞は優れた神経再生能力と炎症抑制能力を有し、脳性まひにおける機能障害を抑制したり、機能獲得を促進できる可能性を有している。
東京都医学総合研究所では、「こどもの脳の発達」という研究効果を揚げ、小児の脳疾患治療を目指した基礎研究を行っている。また、名古屋大学医学部附属病院と東京医科歯科大学では、様々な疾患に対して最先端の再生医療研究を行っており、脳性まひの細胞治療についても、豊富な研究実績を有している。この度、GTSが所有する歯髄幹細胞を活用した新たな治療法創出の可能性について、四者それぞれが保有する研究基盤、情報、及び人材を補完し合うことで、相乗的な研究成果の取得が期待できることから、今回の共同研究を実施することで合意した。
今後は、GTSの完全子会社である株式会社セルテクノロジーにて調整したヒト歯髄幹細胞を用いて、GTS、東京都医学総合研究所、名古屋大学医学部附属病院、及び東京医科歯科大学にて、脳性まひに対する新たな治療法創出に向けた基礎研究を四者協働の下、迅速に研究を進めていく。
■詳細リンク先(http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20200122_nouseimahi.pdf)
脳性まひは、出生500児に1児の頻度で発生する脳機能障害で、胎児から新生児期に脳血流が低下したり、感染症にかかったりすることが原因とされている。現在の治療法は、適用できるケースが限られている上、効果も十分とは言えないことから、新たな治療法の開発が待ち望まれており、細胞治療はその候補の一つと考えられている。中でも歯髄幹細胞は優れた神経再生能力と炎症抑制能力を有し、脳性まひにおける機能障害を抑制したり、機能獲得を促進できる可能性を有している。
東京都医学総合研究所では、「こどもの脳の発達」という研究効果を揚げ、小児の脳疾患治療を目指した基礎研究を行っている。また、名古屋大学医学部附属病院と東京医科歯科大学では、様々な疾患に対して最先端の再生医療研究を行っており、脳性まひの細胞治療についても、豊富な研究実績を有している。この度、GTSが所有する歯髄幹細胞を活用した新たな治療法創出の可能性について、四者それぞれが保有する研究基盤、情報、及び人材を補完し合うことで、相乗的な研究成果の取得が期待できることから、今回の共同研究を実施することで合意した。
今後は、GTSの完全子会社である株式会社セルテクノロジーにて調整したヒト歯髄幹細胞を用いて、GTS、東京都医学総合研究所、名古屋大学医学部附属病院、及び東京医科歯科大学にて、脳性まひに対する新たな治療法創出に向けた基礎研究を四者協働の下、迅速に研究を進めていく。
■詳細リンク先(http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20200122_nouseimahi.pdf)