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  • 斉藤 理教授(文化遺産論、観光まちづくり)

公立大学/山口

ヤマグチケンリツダイガク

こんな先生・教授から学べます

地域の知られざる魅力に光をあて「動詞」を生み出す先生

文化遺産論、観光まちづくり
国際文化学部 文化創造学科
斉藤 理教授
先生の取組み内容

地域の中にもっと「人の動き」を創出するための試みを行っています。人の行動からは多くの「動詞」が生まれます。たとえば「食べる」。古くから地域に伝わる食材に新たなアレンジを加え、提供するカフェを開催することは「食べる」という動詞を通して地域文化の魅力を高め、食を求めてやってくる人々と地域の歴史的空間との新たなつながりを生み出します。地域の文化を継承しながら、現代的な視点をもって新しい展開を考える本研究室独自の「動詞抽出調査法」は、積極的なフィールドワークと地域の皆さんとの活発な意見交換が欠かせません。その地域を創り上げた文化的背景に想いを馳せると同時に、論理的な考察を深め、皆でまちづくりプランを案出していきます。異なる視点が交じり合うからこそ発見できる「動詞」をこれからも探し続けたいですね。

ドイツ・ベルリンに残る秘密トンネルを探検。埋もれた歴史に触れる喜びを知る体験が学生の意欲を喚起する

授業・ゼミの雰囲気

調査の手法・手順を共有したら、そっと背中を押す。思考を深め、試行錯誤を促す学びが探究心や発想力を養う

斉藤教授の授業は地域・まちの文化的背景に着目した学びが特徴。「まちの風景について背景を踏まえながら読み取る力」「既存の都市から文化資源を見出し再評価する力」「観光まちづくりに活かす方法を考える力」を身につけ、まちの印象に論理的な深みを加えることを目標としています。指導の際、教授が心がけていることは「ゴールを設定しない」こと。調査に必要な手順や手法を共有した後は、学生が主体性をもって行動します。自身の行動に責任をもつと同時に一つひとつの試行錯誤が学生の成長につながると信じているからこその方針です。

地域文化創造論研究室では地域の歴史・特性に着目し文化の「つなぎ手(ヒンジ)」になる方法について研究

キミへのメッセージ

何事もやってみなければ分からない。常に挑戦し続ける姿勢を大切にしよう

未来は、より複雑で流動的なものとなるでしょう。だからこそ何事に対しても柔軟に垣根なく考え、構想・実行していくバイタリティが大切です。ぜひ関心のあるテーマを追求してみてください。その手法は私が教えます。

暇を見つけては街を歩き「いい感じ!」の風景や建物をスケッチ。街のもつ物語に想いを馳せていたという教授

斉藤 理教授

専門分野/文化遺産論、観光まちづくり
略歴/東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻を修了後、東京大学客員研究員を務める。また東京理科大学や慶應義塾大学などで教壇に立った。2011年に山口県立大学 国際文化学部へ入職。2016年より現職。「動詞」を創出する行動論的アプローチによる新しいまちづくり手法に関する研究にて第7回平野健一郎賞を受賞。2018年から2019年にかけてベルリン工科大学客員研究員も務めた。博士(工学)。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…

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