
理学療法士は、マッサージをしたり決められた運動を手伝ったりするだけではありません。私が大切にしているのは「臨床推論」という考え方です。これは、患者さまの生活背景や最新の科学的根拠をパズルのように組み合わせ、その人に最適な治療法を導き出すプロセスです。
私はこれまで、ニュージーランドの大学院などで治療技術を学び、国内外で多くの経験を積んできました。そこで感じたのは、日本だけでなく世界の最新データに触れる大切さです。特に力を入れているのが「運動療法」。患者さま自身が自ら体を動かし、改善を目指すプロセスこそが、最も高い効果を生むと考えています。
「なぜこの治療が必要なのか」を論理的に説明でき、確実に結果を出せる理学療法。世界中の研究成果を日本の患者さまに還元できるよう、研究と教育に取り組んでいます。

最新の設備が揃う実習室で、実践的な指導を行っています
阿部教授の授業は一方的に教えるのではなく、学生との双方向のやり取りを大切にしています。現場に出れば患者さまは待ってくれません。その場で自分で考え、判断する力が必要です。そのため授業では学生が悩んだ時にすぐ答えを教えず、ヒントを出して自分で答えを見つける練習を繰り返します。
ゼミでは学生同士のディスカッションも活発です。仲間の意見を聞くことで新しい発見があるからです。阿部教授が目指すのは、学生の中に知識の引き出しをたくさん作ること。将来困った時に解決策を取り出せる実践に強い理学療法士を育てています。

理学療法士はグローバルな仕事。国内外の様々な経験をもとにした話を展開しています
理学療法の役割は、今や病院の中だけではありません。他学科の仲間と連携し、福島で「街づくり」に挑戦しませんか。
最新のエビデンスとグローバルな視点を持ち、地域を支える専門家を目指しましょう。

20260120
専門:筋骨格系理学療法学、運動療法学、物理療法学
早稲田大学スポーツ科学科卒業後、大学職員を経て理学療法の道を志した異色の経歴を持つ。信州大学で理学療法を学んだ後、ニュージーランドのオークランド工科大学大学院へ留学。国内外の臨床現場で培った「世界基準の知見」が最大の強みだ。 専門は筋骨格系理学療法学。エビデンスに基づいた教育に情熱を注ぎ、地方にいながら世界とつながる広い視点を学生に伝授している。
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