
私の専門は臨床心理学、特に発達障害を抱える方々の修学や就職の支援です。大切にしているのは、単に「困った行動」に目を向けるのではなく、一人ひとりの「心理査定(アセスメント)」を通じて、その人がもつ「良いところ」や「得意なこと」を早期に見出すことです。誰しも苦手なことはありますが、それを補う対策を立てながら強みを活かせれば、人は輝くことができます。
また、私のライフワークとして、入院中の子どもたちやそのご家族を支える「パンダハウスを育てる会」の理事長も務めており、病と闘う子どもとご家族たちが、あたりまえの日常の楽しさを取り戻せる場所をつくっています。大学での研究や講義だけでなく、実際の現場で困っている人たちと向き合い、心理学の知見を社会に役立てることが私の使命だと思っています。

心理学の知識を「覚える」だけでなく「自分で使う」ことの大切さを強調しています
山本教授の授業では、心と体の健康について教えています。大切なのはまず自分自身をよく知ることです。将来、自分らしく楽しく生きるために、自分の心を見つめるところからスタートしてほしいと考えています。
「また“障がい”についての見方を変えてほしいです。障がいは誰にでも起こりうることです。当事者の声を聞き、仲間と話し合うことで、新しい考え方を学んでください」と語る山本教授。
ゼミでは、個人的好き嫌いを超えて、内容に焦点を当て議論します。互いを認め合い協力する力は、社会に出てから必ず役立ちます。

心理学を学ぶことは、人間という存在を理解するための「レンズ」を手に入れることです
大学生活は自分探しと自分作りのための大切な時間です。心理学を学ぶことは自分の得意・不得意や感情コントロール法を知ることに繋がります。それはどんな職業でも役立つ、あなたの「一生の宝物」になるはずです。
専門:臨床心理学
福島大学教育学部卒業後、小学校教員としてスタート。一人ひとりの子どもに寄り添うことの重要性を痛感し、臨床心理学の道へ。福島県立医科大学の精神科などで心理士として勤務し、東北大学大学院で博士号を取得。
2010年より本学に着任。「パンダハウスを育てる会」の理事長として、病気と闘う子どもと家族を支える活動も続ける。現場での経験を活かし、学生には「生きる力」としての心理学を伝えている。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



