
IT技術が社会に悪影響を与える可能性を防いだり、対策したりする方法を研究しています。研究における重要なキーワードが「セキュリティ&セーフティ」。セキュリティとは「情報」に関するものを指し、例えば個人情報データベースへの不正アクセスを防ぐ技術などが該当します。それに対してセーフティは、自動運転車や飛行機の制御システムといった、人の命や健康を守る技術を示しています。また、AIが普及することで、今後はますます情報の活用手法が複雑化していくでしょう。AI/IoT時代の安心・安全なシステムを構築するには、人・組織・社会全体を含めた安全性の実現が不可欠。そのためにも、セキュリティガイドラインの策定や、国内の技術者を集めてシンポジウムを主催するなど、IT社会をより良い方向に導く活動にも取り組んできました。

創価大学箱根セミナーハウスでゼミ合宿を開催。研究者を招き講義を行うほか、BBQや花火も楽しみました。
情報技術の発展とそれが社会に与える影響について学ぶ「情報社会論」の授業では、事実や文脈と無関係な誤情報をAIが生成する「ハルシネーション」や、AI技術で元の映像・音声とは異なるコンテンツを作成する「ディープフェイク」といった、すでにChatGPT等でAIが身近な学生にとって興味深い事例を挙げて、生成AIがもつ問題点を検証していきます。また、「情報セキュリティ論」の授業は、国家資格「情報処理安全確保支援士」と「情報セキュリティマネジメント」の試験内容に対応。資格取得を目指したい方に適しています。

ゼミ生は犬型ロボットを用いた防犯・防災、生成AI活用と認知・教育など多彩なテーマで研究しています。
生成AIをはじめとするIT技術は、私たちの生活を豊かにしてくれる一方で多くの問題を抱えています。情報セキュリティとセーフティに関する正しい知識を学ぶことで、AIと共に進化していきましょう。

前職でテレワークの基盤を立ち上げ、子育てと博士課程を両立。生成AIの暗号新技術にも取組みを開始。
専門科目:情報セキュリティ論、システム安全論、情報社会論、情報理論、暗号理論 など
略歴:1988年 NTTデータに1期生として入社。在職中に情報セキュリティ大学院大学で学びセキュリティ要求と保証の研究で博士(情報学)の学位取得。情報処理推進機構研究員、国立情報学研究所特任准教授を経て、2023年 NTTデータ退職後、創価大学理工学部情報システム工学科教授に就任。2024年 情報セキュリティ文化賞受賞。
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