
私はマーケティングの中でも価格を専門としています。価格設定はどの企業にとっても重要課題ですが、近年ではAIの発展と普及に伴い、需要の変化に応じてホテルの宿泊料や飛行機のチケット料金などを変動させる「ダイナミック・プライシング」と呼ばれる販売手法が、再び注目を集めています。AIに需要を予測させて柔軟に価格を変動させるのは、企業が収益を確保するという意味では非常に効率が良いのですが、同じ商品・サービスなのに時期により価格が変わることに不安を感じ、顧客が離れてしまうという危険性があります。不公平感をゼロにするのは難しいのですが、できるだけそれを抑えたうえで、「より効果的なダイナミック・プライシングを行うためにはどうすればいいのか」を、研究のテーマにしています。

マーケティングが対象とする広い研究領域のなかでも「価格と消費者心理」を主な研究対象としています。
鈴木先生が担当する「マーケティング」の授業は「消費者行動論」などの関連科目への橋渡しとなる基礎科目。マーケティングに関する基本的な理論や枠組みを解説しながら、学生がイメージしやすいよう実際の製品や企業の例が数多く扱われます。さらに、ビジネスについて深く考察することを目的として、学んだ理論や枠組みをもとに考える課題が出されます。ゼミでは、3年次の最初の2~3ヵ月で統計専用のソフトを使ってデータ分析を学ぶほか、毎年「マーケティング分析コンテスト」に出場し、データ分析スキルを実践的に磨いていきます。

コンテストへの参加は、データ分析能力とマーケティング思考を鍛えるための重要な機会となっています。
将来の希望進路がまだわからないという人も、大学で自分にとって本当に興味のあることは何かを探してみてください。創大で過ごす4年間で様々な経験を重ねるうちに、一生かけて取り組みたいことが必ず見つかるはず!

元々は法学の分野に興味をもっていた鈴木先生。大学で学んだ「マーケティング」が転機となり研究者の道へ。
専門科目:マーケティング、消費者行動論
略歴:2006年3月早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。東海大学短期大学部講師、静岡大学人文社会科学部准教授を経て、2023年4月より創価大学経営学部教授。日本商業学会、日本消費者行動研究学会、商品開発・管理学会所属。
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