
水素濃度をチェックし安全に運転されているかを確認
北海道で一番大きな火力発電所である苫東厚真発電所の発電課の一員として、機械の故障や燃料の漏れなどの設備トラブルが発生した際に、状況を確認・判断し、情報を取りまとめて関係各所に伝達するのが主な役割です。トラブル時にいち早く復旧させるために、早期対応による発電停止回避や、運用見直しによる人的負担の軽減などを実現できた時に自分の成長を感じます。また、その業務と並行して発電所内の水素製造設備の運用にも携わっており、今後を見据える大規模な水素事業に向けた知見を深めています。水素を製造して発電に利用する仕組みを作る、まさにこれからのエネルギー開発に関わっている面白さと難しさがやりがいに繋がっています。
大学では、電力分野から半導体などの電子分野まで幅広く学び、得た知識や経験を基に現在の業務に活用できています。特に、シーケンス制御の実習授業で学んだリレー回路の考え方など、現在手掛けている発電所の業務に密接に関わっていると感じています。また、コロナ禍で課外活動が制限されていた中でも、就職活動を視野に入れた資格取得に力を入れ、第2種電気主任技術者などの興味ある資格にチャレンジしました。そのほか、オープンキャンパスのスタッフとしての活動や他学科の学生と積極的にコミュニケーションを取り、人見知りの性格を克服することを意識したことが、就職後の仕事内での他部署との連携に役立っています。

巨大なタンクから水素を移動させる配管の操作
地元である北海道で電力に関わりたいという思いから弊社へ就職し、カーボンニュートラルなどのさまざまな新しいプロジェクトに携わることを希望していたので、現在水素事業に関われていることが喜びです。試験施設なので、まだまだ未知なことや、スタッフ同士で話し合いながら対応を検討していくことが多いのですが、ここで得た知見を社会のために活かしていけたらと思います。また設備トラブルの対応についても、まだまだ把握しきれていない部分が多いので、先輩方に教わりながら設備の知識や過去のトラブルの事象などを勉強して、自分の中での対応手段の引き出しを増やしていけたらと思います。

水電解装置の動力制御などもパソコンで行う

北海道電力株式会社 苫東厚真発電所 発電課勤務/工学部 電気電子工学科 卒/2022年卒/札幌市出身。生活に欠かせない電気を取り扱う仕事に興味があった中、大学在学中に発生した北海道ブラックアウトの経験から電気のない生活の不便さや大切さを再認識。電力供給の安定化に携わりたいと電力分野への関心が強まった。大学では専門知識の習得と共に、ユニークな友人たちとの出会いを経験。地元に帰るとIT系や建築系などそれぞれ別々の分野で働く同期たちと集まることで刺激をもらえるそう。珈琲が好きで、お気に入りの豆をミルで挽いて淹れた1杯を味わうときが日々のリラックスタイムだそう。
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