
緑の力で、世界中に心地よい風景と笑顔を届けたい
現在はガーデンデザイナーとして、都市型公園や商業施設の植栽デザイン、各種イベントの空間装飾など、緑を通して街の風景づくりに携わっています。一番のやりがいは、自分がデザインした場所に人が集い、子どもたちが遊び、そこに新しい風景が生まれる瞬間に立ち会えること。大きな転機となったのが福岡市での大規模なフラワーイベントで世界的デザイナーの方から、メンターとして直接指導を受けた経験でした。世界レベルの視点や、見る人を楽しませるプロとしての姿勢を間近で学べたことは、今の私にとって大きな自信につながっています。
私の夢の原点は、小学校時代までさかのぼります。もと藩校だった校庭は緑が豊かで、茂みをくぐったり、草花を摘んだりして遊ぶのが大好きでした。地元の高校には造園学科がなかったため、土木科に進学して街の基盤づくりを学び、その後、西日本短期大学の緑地環境学科へ。親からは関東にある4年制大学の造園系学科を勧められましたが、オープンキャンパスで目にした実習の充実ぶりや、先輩たちの楽しそうな姿に触れ、「ここならやりたいことができる」と確信しました。今、大学進学で迷っている高校生がいたら、自分の「好き」という気持ちを大切にしてほしいです。一歩踏み出すことで、想像もしなかった素敵な未来へとつながっていくはずです。

勇気を出して踏み出した一歩が大好きな緑と歩む毎日に
学校では「造園」が持つ意味の広さを知りました。授業は庭づくりだけにとどまらず、都市の風景づくりやそこに集う人のつながりまでを考える幅広い内容。一番の刺激は全国から集まった仲間たちの存在です。農業高校出身で植物に詳しい友人、環境問題を真剣に考える友人、勉強が得意な普通科出身の友人など、それぞれ異なる強みを持つ仲間との出会いによって、世界が一気に広がりました。彼らと夜遅くまで図面を引き、実際に泥にまみれながら庭を造った「ランドスケープデザイン部」での日々は、今振り返っても最高に濃い時間だったと感じています。個性豊かな仲間と切磋琢磨し、泥にまみれて作品を生み出した2年間は、今の私を形づくっています。

これまで大切に繋いできた人の輪が今の私を支える力

フリーランス/緑地環境学科 造園芸術コース/2014年卒/feb-garden 代表。ランドスケープコンサルタント会社で7年間、都市公園の設計や樹木調査に携わった後、2021年に独立した藤井さん。現在は福岡を拠点に、個人の庭から街の風景づくりまで、植物の魅力を活かした空間づくりを幅広く手掛けています。2025年には、世界的なデザイナーの方をメンターに迎え、福岡市での大規模なフラワーイベントで作品を発表。2026年には、福岡市が国際的なガーデニングイベントとして開催を目指している「福岡フラワーショー」への参加も決定しており、大きな注目を集めています。
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