
私は、「確かな自分に近づく人の幸せな音楽体験はどのようなものか」を研究のテーマとしています。主にピアノや舞台表現の授業を持っていますが、私は学生たちに「教える」というより、一緒に「表現する人」でありたいと思っています。100人いれば100通りの感じ方や表し方がある。音楽の正解は一つではありません。もちろん「何でもいい」わけではなく、守るべきルールもあります。さまざまな表現の形に敬意を払い、その世界にある感動や発見を心で掴もうとすることは、こども理解にもつながる大切な姿勢です。学生と一緒に取り組むと、新しい発見がたくさん生まれます。私自身も変わり続けながら演奏や創作を続けています。

自分の好きなものや面白いと思うことを人に伝え、コミュニケーションを取る大切さを学生に話しています
音楽の授業は、学生自身がまず「面白い」と心から感じられることが大切です。「音楽的表現指導法」では、わらべうたやゴム跳びなどでのびのびと楽しい気持ちを解放して遊ぶこともあります。また、ゼミ形式で行うミュージカル制作も、その集大成。童話やむかしばなしを改変しながら学生と一緒に舞台を創り、ストーリーと配役に合わせてオリジナル曲を書き下ろしています。みんなでああだこうだと言いながら形にする経験は、ここでしか得られない財産。全員が主役になれる「安心できる場所」で、表現力を感性豊かに育んでいきたいです。

拍手喝采のカーテンコール!みんなでミュージカルを創り上げた経験は一生の宝物です!
本学には50室以上のピアノ室もあり、音楽や保育を学ぶ最高の環境です。人や社会への興味と柔らかな発想があれば大丈夫!ぜひ私たちと一緒に自分の感性をひらき、ワクワクする体験をしましょう!
専門:芸術実践(音楽)、ピアノ演奏、音楽教育
東京藝術大学音楽学部器楽科(ピアノ専攻), 東京藝術大学大学院音楽研究科を経て、ハンガリー国立リスト音楽院へ留学。欧州各地で経験を積み、イタリアでは音楽講師と日本人幼稚園スタッフを務めるなど、国内外で幅広く演奏・教育活動を展開してきた。
2015年より現職。ワクワクする実践を通して、学生が本来持っている表現力を引き出す教育を展開している。
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