「好き」を詰め込むデザイナー
濱田佳世さん 1995年度入学
【奈良芸進学のきっかけ】
小さな頃から絵と子どもが好きだったことから、将来は絵本作家になりたいと思う様になりましたが。ただ、親には地元の国公立大学に進学することを望まれていたので、美大に行きたいと打ち明けたときには猛反対されました。でも、どうしても諦めきれず、高校の先生に相談したところ奈良芸をすすめてくださいました。女子寮が完備されていて、学費面が経済的で、中学校美術教諭の資格が取得できる大学だったので、これらの環境面と強い意志を伝えて、なんとか入学することができました。
【在学中】
広告制作やレタリング、イラストレーションなど様々なことを学びました。ただ、私は作業スピードが凄く遅かったんです。丁寧な作業を心がけていたからなのですが、課題の提出日に間に合わないこともありました(笑)。でも、先生方はそのことを踏まえて評価し、いつも気にかけてくださっていた様に思います。また、授業で使っていたマニュアルの一眼レフカメラをいつも持ち歩いていました。学内の素敵な女の子は、ほとんど撮影したと思いますよ(笑)。放課後には他コースの教室で作品を見たりモノづくりをさせてもらったりと、先生や友達とたくさん交流できたことは今でも大切な思い出であり、財産だと感じています。
【卒業後】
卒業後は、主任の先生に紹介していただいたパッケージ設計会社に就職しました。また、同時に雑貨アーティストとして活動し、グループ展などにも参加していました。その後、デザイン事務所や編集プロダクション、システム会社などでキャリアを積み、2015年に「みずうみデザイン室」をスタートさせました。ロゴ制作をはじめ、デザイン全般を手掛けていますが、最近はパッケージを含めたブランディングの仕事が多くなっています。
中高時代からおしゃれな雑貨に憧れていました。また、これは最近自覚したのですが、リサーチをすることも大好きだったんです。例えば、雑誌を見て気になったデザイナーやイラストレーター、フォトグラファーがいると、名前などのクレジットをチェックして色々と調べていました。在学中の私としては当たり前のことだったのですが、周りからは詳しいねと感心されていました。
パッケージというものは、雑貨的な可愛らしさや人の心をとらえるキャッチーさが必要と思っていて、市場構造を分析しながらどのポジションで商品を展開していけば良いかということを考えるのですが、その作業が楽しいんです。雑貨好き、リサーチ好きという私の性格がパッケージ制作に集約されている様に思います。
【高校生へメッセージ】
進路って悩むことが多いと思いますが、好きなことをやってほしいです。
好きなことがわからない人は、周りから「これ好きだよね」「これ得意だよね」と言われていることに目を向けて欲しいです。そして、まずはなんでもやってみること。そこで初めて向き不向きがわかると思います。
大学の2年間は、そういうことをイキイキと見つける時間だと思います。
小さな頃から絵と子どもが好きだったことから、将来は絵本作家になりたいと思う様になりましたが。ただ、親には地元の国公立大学に進学することを望まれていたので、美大に行きたいと打ち明けたときには猛反対されました。でも、どうしても諦めきれず、高校の先生に相談したところ奈良芸をすすめてくださいました。女子寮が完備されていて、学費面が経済的で、中学校美術教諭の資格が取得できる大学だったので、これらの環境面と強い意志を伝えて、なんとか入学することができました。
【在学中】
広告制作やレタリング、イラストレーションなど様々なことを学びました。ただ、私は作業スピードが凄く遅かったんです。丁寧な作業を心がけていたからなのですが、課題の提出日に間に合わないこともありました(笑)。でも、先生方はそのことを踏まえて評価し、いつも気にかけてくださっていた様に思います。また、授業で使っていたマニュアルの一眼レフカメラをいつも持ち歩いていました。学内の素敵な女の子は、ほとんど撮影したと思いますよ(笑)。放課後には他コースの教室で作品を見たりモノづくりをさせてもらったりと、先生や友達とたくさん交流できたことは今でも大切な思い出であり、財産だと感じています。
【卒業後】
卒業後は、主任の先生に紹介していただいたパッケージ設計会社に就職しました。また、同時に雑貨アーティストとして活動し、グループ展などにも参加していました。その後、デザイン事務所や編集プロダクション、システム会社などでキャリアを積み、2015年に「みずうみデザイン室」をスタートさせました。ロゴ制作をはじめ、デザイン全般を手掛けていますが、最近はパッケージを含めたブランディングの仕事が多くなっています。
中高時代からおしゃれな雑貨に憧れていました。また、これは最近自覚したのですが、リサーチをすることも大好きだったんです。例えば、雑誌を見て気になったデザイナーやイラストレーター、フォトグラファーがいると、名前などのクレジットをチェックして色々と調べていました。在学中の私としては当たり前のことだったのですが、周りからは詳しいねと感心されていました。
パッケージというものは、雑貨的な可愛らしさや人の心をとらえるキャッチーさが必要と思っていて、市場構造を分析しながらどのポジションで商品を展開していけば良いかということを考えるのですが、その作業が楽しいんです。雑貨好き、リサーチ好きという私の性格がパッケージ制作に集約されている様に思います。
【高校生へメッセージ】
進路って悩むことが多いと思いますが、好きなことをやってほしいです。
好きなことがわからない人は、周りから「これ好きだよね」「これ得意だよね」と言われていることに目を向けて欲しいです。そして、まずはなんでもやってみること。そこで初めて向き不向きがわかると思います。
大学の2年間は、そういうことをイキイキと見つける時間だと思います。
基本情報
学校の魅力
その他
