
大切にしている学びのスタイルは「楽しくアカデミックに」。アプリやグループワークを活用し、難しい医療用語や身体の仕組みを楽しく覚えられるよう工夫しています。授業では、私自身の経験談も積極的に共有。臨床での学びや失敗など、リアルなエピソードを伝えることで、学生の背中を少しでも押すことができればと考えています。また患者さんに寄り添える人間性の重要さも、経験とともに伝えています。授業全体を通して心がけているのは、「一本の映画をプロデュースする気持ちで授業を作る」こと。面白い映画には、アクションも笑いも涙もあり、さまざまな要素が一つの流れの中で展開します。学生が飽きずに、感情を揺さぶられ、学びに引き込まれていく──そんな授業を届けたいと考え、準備には多くの時間を費やしています。

アプリを使い前回授業のおさらい。クイズ形式で、ランキングも出るので学生は楽しく真剣に復習できます。
1年生の「運動学」を担当しています。運動学は「身体がどう動くのか」を学ぶ教科。スポーツや日常の姿勢や動作が身体にどんな影響を与えるかを見極めるための基礎となる、大切な分野です。授業の冒頭ではクイズ形式のアプリを使って前回授業の復習を行い、楽しみながら「思い出す」作業をします。またグループワークを活用し、「仲間と学ぶ」姿勢を共に育てます。授業の進め方としては、肩こりや腰痛など、身近で起こりそうな症例を示し、そこから基礎的な運動学の知識がどう役立つのかを逆算しながら学ぶ構成を意識しています。

グループワークを取り入れています。学生同士で課題に向き合いながら知識を確認し、考えを深めていきます。
柔道整復師は子どもから高齢者、アスリートまで幅広い人のケガや痛みを支え、「ありがとう」と感謝される仕事。医療の授業は自分の身体と照らし合わせながら学ぶこともでき、興味が湧けばぐっと理解が深まりますよ。

柔道整復師としてだけでなく、チームを支えるアスレティックトレーナーとしての経験も授業で共有します。
専門:「運動学」1963年、大阪府生まれ。95年、大手フィットネスクラブのチーフインストラクターの職を辞し、医療の道へ。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の国家免許および日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格を取得後、ボート競技日本代表など様々なスポーツ競技の現場で活躍。現在は関西電力ボート部(男女)、福井県ボート代表チーム(男女)、立命館大学ボート部(女子)のトレーナーを務める。
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