経理担当として月次・年次決算を中心に、上場企業として提出しなければならない開示書類の作成などを行っています。経理は多くの部署との連携が不可欠ですが、他部署にとって経理からのお願いは本業以外の部分です。そのため各事業部が本業に集中できるよう、なるべく簡潔に伝えることを意識しています。この仕事の魅力の一つは、経営者との距離が近いところ。経営者とともに会社の成長を支えることができるやりがいある仕事だと感じています。また抜本的な業務改善に繋げるためにも各事業部との話し合いは大切。時には難題にぶつかることもありますが、外部の経理経験者や知人、弊社のCFOなどに相談し、幅広く知恵を借りながら解決しています。
「必ず一回で合格」を目標に資格の勉強に力を入れました。先生方が遅くまで残ってくれ、授業後に自習をしていた際には、わからないところもすぐに解決することができました。印象に残っているのは、企業のトップからいろいろな話が聞ける授業です。当時はピンとこなかったのですが、実際に働くようになってから「授業での話はこういうことだったのか」と理解できるようになりました。学生時代に貴重な話を聞けて本当に良かったと実感しています。TSBには経営のほかにもファッションやスポーツなどさまざまな学科があり、いろんな価値観を持った友人と出会うことができました。異なる視点に刺激を受けることもあり、考え方が広がったと思います。
世の中にはたくさんの職業があるので、まずは詳しく調べてみましょう。気になっているものはもちろん、幅広く見ていくと新しい発見があるかもしれません。「この分野にはこんな貢献の仕方もあるのか」と気づくと、選択肢がすごく広がりますよ。私自身、在学中に新たに知った職業もあり、分野を絞り込みすぎずに多方面に目を向けることも必要だと思います。また「好き」なことだけでなく「得意」なことを自覚するのもオススメ。好きなことを仕事にするのは素敵なことですが、自分が得意なことを突き詰めた結果、才能が開花することもあるはず。文系・理系にこだわらず、そして固定観念に縛られずに、たくさんの分野を検討してみてください。
株式会社ツクルバ 財務経理部 勤務/経営総合学科(現:経営学科)/2014年3月卒/高校生のとき、職業研究の授業で税理士という仕事に興味を持ったのがこの道に進んだきっかけだと話す藤井さん。進学先として、税理士の勉強はもちろん、経営などその他の学問も幅広く学べるTSBを選んだ。卒業後はベンチャー企業2社での勤務を経て現在の職場へ。将来は、ベンチャー企業の管理部門を整備し、上場できるようサポートするコンサルタントのような立場で企業をバックアップしていきたいそうだ。