仕事としては照明機材の準備、セッティング、撤収作業のほか、本番中はピンスポットを担当しています。やっていて気持ちいいのはピンスポットですかね。ピンスポットを自然に見せるって、意外に難しいんです。だから、メインの照明を邪魔せずにピンスポットがキレイにハマった瞬間は、“やった!”と思います。これまでピンスポットを担当したなかで印象に残っているコンサートは『テレビ朝日ドリームフェスティバル2021』です。大好きなOKAMOTO’Sのハマ・オカモトさんの出演が決まった時は、自分から手を挙げてピンスポットのチーフを担当させてもらいました。あれはめっちゃテンションが上がりました(笑)。
もともとバンドが好きで、高校時代にKANA-BOONの日本武道館公演を見に行ったとき、曲に合わせた世界観を表現している照明に衝撃を受け、私もやってみたい!と思いました。学生時代は、機材にも限りがあるので、実習では照明を吊るすときに使う脚立を取り合ったり(笑)、先生に覚えてもらうために名前を書いたゼッケンを付けたりしていました。そんなふうに自分からガツガツ行ったからこそ、多くのことを学べたと思います。
私はバンドの曲ばかり聴いていたので、K-POPのアーティストをはじめて担当したときは、カウントの取り辛さにちょっと戸惑いました。自分が好きなジャンルの音楽だけ担当するわけではないので、いろいろな音楽を聴いて慣れておくと後々役立つと思います。
ライティングビッグワン(株)勤務/照明クリエイティブ科/2020年卒/オーイシマサヨシ『オーイシマサヨシ ワンマンライブ「エンターテイナー」』、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2021 "REBOOT"~WAY TO THE GLORY~』など名だたるアーティストのコンサート照明を担当している。