テレビ局の技術職として、バラエティ、報道、ドラマ番組内での照明業務を行っています。どの番組制作でも、1人で作れる番組はないので、照明に限らず他の部署の人とコミュニケーションをとるということが大事です。全てを言葉で表現できるわけではないので、その人が何を伝えたいのかを考えて、その人の意思を理解しながら行動することを心掛けています。特にドラマ番組は、時間もタイトで携わるスタッフも多く大変ですが、最終回のスタッフロールに自分の名前が載ったときは、やり切ったという感動が大きいです。将来の目標としているドラマ番組のチーフになるため、たくさん現場で経験をし、自分の力にしていきたいと思っています。
読売理工には、映像の現場を知るプロフェッショナルな先生方が揃っています。実際に現場を経験してきた先生方から得られるものがたくさんありました。実際のテレビ番組の収録現場での実習で身についた技術はもちろんですが、座学の授業で得た知識も今の現場で活きています。基礎があっての現場だなと思っています。学生時代は、「映像研究部」に所属していました。ストイックな友人が率先して活動していた「映像研究部」では、いい刺激を受けたと思います。また、趣味の域ですが、小さいライトを購入して、物撮りをしていました。自分なりにできることを考えて少しでも技術をつける努力をする、そういう姿勢と心意気は大事だなと感じました。
私がこの業界を意識したのは高校3年生の時です。高校の文化祭のプログラムでダンスを披露する場があり、そこで照明を担当したことで興味を持ち始めたのがきっかけでした。勤務している株式会社テレテックは、中継業務が強みですが、中継のみならず、制作から技術まで、多くの人材が活躍している企業です。番組制作にはたくさんの人が関わりあって作り上げていくのでコミュニケーション力が必要です。人の意見を素直に聞けることが大事。また、視野を広く持つことも大事です。読売理工では知識・技術だけでなく、そうしたコミュニケーションも自然と学べます。先生とたくさんコミュニケーションをとってください。そしてたくさん遊んでください。
株式会社テレテック勤務/放送映像学科/2017年卒