ホテルの仕事に欠かせない接客サービスやホスピタリティを教えています。ホテルやリゾートで過ごす時間というのは、人間が生きていくうえで必要不可欠なものではないかもしれません。けれども、家とは異なる非日常の空間で過ごすことは、人間の精神的な豊さにつながる大切な時間なんです。私の授業では、そうした空間で過ごすお客様にプロとしてどう接するべきかを教え、現場で活かされる実践力を養います。たとえばお客様にリラックスして楽しんでいただくには、何よりも「人を不快にさせない対応」が欠かせません。それは、言葉遣いや対応だけではなく、身だしなみや表情といった見た目も大切なのです。そしてそうしたマナーは表面的なもの以上に、人の内面から生まれるものであることを、生徒たちに伝えていきたいと思っています。
プロのおもてなしやサービスを実際に自分でやろうとすると、なかなか簡単にはできません。先生の授業では、形から入るのではなく、なぜマナーが必要なのか、ホテルのサービス・ホスピタリティとは何かを、まず論理的に理解することから始めます。そのうえで、サービスの基本となる表情・姿勢・言葉遣いのトレーニングを段階的に行い、現場で必要なスキルを養っていきます。国内有数のリゾートホテルに勤務し、現場経験の長い先生の授業はとてもわかりやすいと評判。先生の実体験を踏まえながら、基礎からしっかりと指導します。
高校時代は、イベントや興味のあることにどんどん参加して、学校や家族以外の人とコミュニケーションをとりましょう。年代を超えたさまざまな人々と接した経験はホテルの仕事をするうえで、とても役に立ちますよ。
大学時代に余暇社会学という授業で、余暇の過ごし方が精神的な豊かさにつながっていることを学び、リゾート業界に興味を持つ。株式会社星野リゾートに入社し、「星のや軽井沢」「リゾナーレ八ヶ岳」「リゾナーレ熱海」などでイベント企画運営、ウエディングプランナー、サービスチームユニットディレクターなどの業務を担当。2019年、日本工学院専門学校 情報ビジネス科に入職。