私が担当する東京福祉大学併修科目「教育学概論」では、今日の子どもをめぐる環境の変化や教育政策の動向について取り上げ、「より良い教育とは何か」という問いへの答えを学生一人ひとりが自らの意見をまとめることができるよう指導しています。最近は教育学の中でも、特に日本の教育史に関する学習内容に関心を向けています。教育史とは、今の教育のあり方が、どのような経緯をたどり形作られてきたかを考えるというもの。教育史の分野に登場する人物やその史跡に関する先行研究に注目しつつプライベートで時間を見つけては、歴史上、実際の出来事の現場を探訪し、当時の状況に思いを馳せる機会を持つようにしています。
大学併修科目の「教育学概論」「人権教育」「社会」などを担当する山田先生。ディスカッションを取り入れながら学生の主体的、対話的な学びとなるよう促しています。「併修科目では、レポート提出がとても多いです。レポートは受け売りの言葉でなく、自分の言葉で書くことが重要。アクティブ・ラーニングは、自分の意見を出すことのトレーニングになります。学生がレポートの課題に取り組む際には、ポイントを整理した資料の作成やヒントとなる言葉がけで学生を導いています」。
本校の先生方は熱心で学生思いの方ばかりです。また、授業のディスカッションを通して学生同士の理解が深まり、心を開いて向き合える生涯の友に出会えるチャンスがここにあります。一緒に楽しく学びましょう!
専門科目:教育学 大学院修了後、教師生活をスタートさせ、高等専修学校、高等学校、専門学校、短期大学、大学で授業を担当。趣味は、学生時代に少しはじめた油絵を描くこと。自然の風景などを描いていたが、最近は歴史上の出来事をテーマにしてその情景を想像しながら油絵で描写することにチャレンジしてみたいと考えているそう。