美容業界でサステナブルな取り組みが続々 |
最近よく「SDGs」という言葉を耳にしませんか?SDGs(持続可能な開発目標)とは国連サミットで採択された、地球を守るための17の目標。美容業界でもこのサステナブル(持続可能)な取り組みが進められていて、ヘアケア製品のパッケージからプラスチックを削減したり、環境に配慮したシャンプーやトリートメントに切り替えたり、使い終わったカラー剤のチューブをリサイクルして車いすを寄付したりと、さまざまなプロジェクトが始まっています。 |
|
訪問美容やヘアドネーションを行う卒業生サロンも |
17の目標には環境保護のほかに、「すべての人に健康と福祉を」という目標があります。ここに着目した活動をしているのが、コーセー美容専門学校卒業生の林真梨恵さん(2002年卒)。千葉県にあるユニバーサルデザインサロン「kiki」のオーナーで、メディカルウィッグ制作のため、寄付された髪の毛でウィッグを作って届ける「ヘアドネーション」の活動のほか、健康上の理由で美容室に行くのが難しい方に「訪問美容」も行っています。ユニバーサルデザインとは、障害のあるなし、性別、年齢などにかかわらず色々な人が利用しやすいデザインのこと。美容師ができる社会貢献も広がっています。 |
|
すべての人に美容を届ける…准福祉理美容士 |
SDGsでも掲げている「誰一人取り残さない世界の実現」という理念。すべての人にボーダーレスで美容を楽しんでもらうために、コーセー美容専門学校のヘアデザイナーコースでは「准福祉理美容士」の資格取得を目指します(福祉理美容士取得可)。この資格は、美容師としての知識・技能に加え、高齢者や身体の不自由な方などへの正しい介助知識を身につけたスペシャリストの証。高齢化が進む今、美容業界においても「福祉」の視点は欠かせないものになっています。これからの時代に求められる資格を取得し、すべての人に美容を届けられる美容師を目指します。 |
|
|