大学での学びが今の職場で活きている／関西福祉科学大学【スタディサプリ進路】

大学での学びが今の職場で活きている

阪南大学高等学校

井上　拓海 2020年度入学

★仕事の魅力
私は有料老人ホームで働いています。仕事内容は入居者様の食事や排泄等日常生活への支援が主になっています。その他には、入居者の皆様の生活支援計画に沿った月に1回モニタリングやカンファレンスの参加、そして、新しく入居された際のご家族に行う施設説明等があります。
多岐に渡る業務の中でも、一番大事なことは、入居者の皆様と関わる時間を多くとることだと思っています。私の勤務している「パナソニックエイジフリーライフなみはや」では、洗濯、料理、掃除を外部に委託しているため、普段の業務に追われることなく、一日の中で多くの時間を寝たきりの方や車椅子の方等入居者の皆様と関わることが出来るのが魅力であると感じています。

★学校で学んだこと
大学では福祉について多くのことを学びました。社会人となり働き初めて約２年経ちますが、大学で教えてもらったことが活用できていると実感することがとても多くあります。それは入居者の皆様との関わり方です。目線を合わせる、1つの動作ごとに声掛けをする等、関わる上で必要なことは沢山あります。大学の座学や実習で学び得て、それらが体に染み付いており、コミュニケーションをとることに関しては上司に褒められることもあります。大学で学び実践してきたことを活かし、職場でも発揮できているととても感じています。

★これからの目標
仕事をし始めてからこれまでは、日勤のリーダー業務や夜勤業務、その他の与えられた通常業務を問題なく遂行することを目標としていました。年度がかわると3年目を迎えることもあり、これからはご家族との関わりを増やすようにしたいと思っています。入居者の皆様だけでなく、ご家族との関わりも大事であると改めて感じているからです。というのも、以前、入居者様の方が亡くなられた時になんと声をかけていいのか分からず、なにもできませんでした。ご家族への声掛けの仕方や距離感が難しく、自分の課題であると感じています。そのため、少しづつではありますが、ご家族から尋ねられる前に自分から入居者様の様子を伝えにいくなど行動をはじめています。高齢者施設という特性上、ご家族にとって辛い場面も生じる職場ですので、その時の現状や様子に合わせ、ご家族に寄り添った声掛けができるようになることがこれからの目標です。

★関西福祉科学大学の魅力
私が思う関西福祉科学大学の魅力は2つあります。
1つ目はなんといっても先生との距離感がいい意味で近いというところです。大学での困り事や不安なことを相談しやすく、いい距離感で話を聞いてくれます。学生時代は「実習でこんなことがあったんですよ！聞いてください！」と介護福祉士養成を担当している先生の研究室に何度も足を運びました。時折プライベートの話まで親身に聞いてもらいました。
2つ目は手厚い実習の体制です。私が入学した時は新型コロナウイルスが大流行した時だったので、最初の頃の実習はほとんどが見学実習でした。もちろん見学でも学べることは沢山あります。ですが、なるべく実践ができる実習施設を大学が探してくれたり、実習指導者と先生たちが相談をしながら見学だけにならないよう細かく環境を整えてくれて、最後の実習に至るころには、ほとんどの実践をさせて頂きました。その頃の実習の経験がとても活きていると実感しながら今の職場で毎日がんばっています。