解剖学や運動学などの基礎医学習得により治療内容や方針について医師と対等にディスカッションすることが可能に。思いやりの気持ちが患者さんの意欲を引き出し精神的な支えになると言う大谷先生にお話を聞きました。
理学療法士は、医師の指示のもと、一人ひとりに適したリハビリテーションを提供します。そのためには、からだの構造や仕組みを学ぶ必要があり、その基礎医学をもとに応用的な技術論を修得していきます。また、同じ病名であっても患者さんによって状態や生活背景などが異なるため、知識や技術に加えて、判断力、人を思いやる気持ちが重要になります。理学療法は、学び続ける向上心を必要とする学問です。
理学療法士は、小児から高齢者まで全ての年代の方々に関われるのが魅力。また、対象者の人生に寄り添いながら、日常生活の改善や競技復帰を図ることにより、心から感謝してもらえるのもこの仕事の醍醐味です。いわゆる、人を幸せにすることで自分自身も幸せになれる、そんなやりがいのある職業なのです。さらに、日本理学療法士協会が認定している追加ライセンスを取得する制度もあり、活躍の場を広げることができます。