
難易度が高いものほど、完成したときの喜びは大きい
ファインネクスは独自の加工技術で極小の部品を製造しています。私が担当するのは、自動車の電気コネクタなどを固定するスリーブという部品です。大きさは高さ・直径ともに数ミリほど。数ミクロンの傷やズレも許されず、製造時は細かな設定が欠かせません。例えば、その一つが自動供給装置のフィーダーです。搬送物の供給を周波数で調整しており、その際に北陸能開大で学んだ電気分野の学びが生かせています。さらに、仕事では数々のモーターも扱います。モーターに関しても応用課程で電動車両に関する課題で取り組んだ知識が役立っています。学んだスキルを発揮し、指示書通りに部品を完成させることができたときに、大きな達成感を感じます。
電気・電子分野に興味を持ったのは高校生のとき。物理の授業が好きで、その分野を重点的に学んでいました。加えて、将来は地元・富山で就職したいとも考えていて、高校の先生に相談したところ、勧められたのが北陸能開大です。「実習が多い」「いろいろな専門資格を取得できる」、そして「現場のリーダーを育む教育に力を入れている」など、多岐にわたる特色に魅力を感じ、進学しました。就職活動の際は地元で働くという希望に加え、北陸能開大で培った電気電子分野の学びも生かしたい気持ちも強かったです。そんな思いを軸に企業選びを行い、ファインネクスへの就職を決めました。

ほんの小さな傷も見逃しません
北陸能開大には専門課程と応用課程を合わせ、4年間通いました。印象深いのは、マイコンやプログラム系の授業です。その中でタイマーを製作し、基板に信号を送る課題がありました。信号に関するプログラムは自由に決めることができ、それが本当に楽しかったです。プログラムは一語一文だけでも違えば、結果は大きく変わってしまいます。さらに、機械は与えられた情報はそのままアウトプットします。人に物事を教えるのとは全然違い、機械に覚えさせることに面白さを感じました。もちろん、たくさん失敗もしましたが、どこに原因があったかを確認し、試行錯誤する過程もまた興味深い時間でした。充実した4年間が成長に結び付きました。

ファインネクス株式会社勤務/専門課程 電気エネルギー制御科/2021年修了/滑川高校卒業後、北陸職業能力開発大学校専門課程電気エネルギー制御科に進学。その後、応用課程生産電気システム技術科でさらに専門性を高めた。修了後、情報と人をつなぐ最先端製品を製造する「ファインネクス株式会社」に就職。自動車部品の製造を担当している。
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