藍野大学／先生･教授(真下　いずみ先生)(作業療法士)【スタディサプリ進路】

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こんな先生・教授から学べます

心の不調や発達障害に作業療法でアプローチする先生

作業療法士

医療保健学部　作業療法学科

真下　いずみ先生

先生の取組み内容

体が風邪をひくように、心も不調に陥ることがあります。入院生活の中で夢を諦めた人、外が怖くてひきこもっている人などが、再びキラキラ輝きだす姿を見て、こんな風に回復できることを多くの人に知ってもらいたい！との想いで臨床、研究を続けています。心の不調や発達障害を抱える人々へのサポートに作業療法士が携わっていることはまだまだ知られていません。しかし、実は精神科をはじめ、デイサービスや療育支援、在宅医療で作業療法士が活躍しています。「今まで立ち止まっていたけど、人生のストーリーを歩き始めた」「止まっていた時間が色づき始めた」これらは、私のクライエントの言葉です。作業療法のどのような要素が何に有効に働き、変化を生んだのかを科学的に検証し、再現可能な作業療法スキルとして一般化するのが私のライフワークです。

人と関わることに不安を抱く患者さんを想定し、作業を行いながら人の輪に加わるロールプレイを実践

授業・ゼミの雰囲気

教科書に書いていないリアルな臨床経験や当事者の声を学生に届け、作業療法の持つ可能性を伝える

特に精神科の在宅医療やひきこもりの方々に対するサポートに精通しているのが真下先生の強み。授業では医学や作業科学に関する講義だけでなく、共感的に聴く力をつけるためのロールプレイや当事者からリカバリーストーリーを聴く講義などを組み合わせたアクティブラーニングを展開。「精神分野の作業療法士は大きなやりがいのある仕事。実際の臨床経験を伝えることで、リアルな作業療法の世界を覗いてもらえるように心がけている」と言います。クライエントの物語を追体験し、受容的、共感的に思考する『ひと』の眼を養っています。

真下先生の授業を受け、入学後に精神障害や発達障害の分野に興味を持つ学生も多いのだそう

キミへのメッセージ

治療の道具になるのはあなた自身！個性や強みを活かしてみませんか？

地域での精神科作業療法の実践例はまだ少なく、未来を担う若い皆さんの力が必要です。子どものリハビリや身体のリハビリも学ぶことができ、保育士資格の取得も目指せます！ぜひ本校で一緒に作業療法を学びましょう！

「作業療法士は1つの資格で様々な活躍フィールドが広がる魅力的な仕事です」と語る真下先生

真下　いずみ先生

専門：精神科作業療法、精神科アウトリーチ（訪問型支援）、地域作業療法
神戸大学大学院保健学研究科博士後期課程修了。精神科医療に20年以上従事。病院勤務を経て、生きづらさを和らげるためには地域の中での作業療法が必要だと実感するようになり、心の病がある人やひきこもり状態にある人の訪問型支援を行っている。現在も臨床に従事し、訪問中に感じた臨床の疑問を解決すべく教育・研究活動に取り組んでいる。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先生・教授から学べるのは…