私は現在ヴァンドゥーズ(ケーキ店などで、製造者と購入者をつなぐ役割を担う仕事)として、主に接客を担当しています。お客様にお買い上げいただいたケーキをただ渡すのではなく、ラッピングやリボンをかけてお渡ししたり、笑顔で接客することで、お客様に幸せな気持ちになっていただけるよう、心がけています。お客様が笑顔でケーキを選んでいる姿を見たり、オーダーをいただいたケーキを受け取りに来られた時、出来上がりのケーキをお見せしとても喜んでいただけた時は嬉しいし、「この仕事をやっていて良かった」とやりがいを感じます。常に笑顔での接客を心がけているので「いい笑顔ですね」と褒めていただけた時は、嬉しかったです!
小さい頃からよく、お菓子を作って友人にプレゼントしていました。喜んでくれたり、「美味しい」と言ってもらえたことが嬉しくて、自分の作ったもので人を笑顔にできる「パティシエ」の仕事に魅かれるように。現在勤める「ラ・ローズ・ジャポネ」は小さい頃から通っていたお店。店内からケーキを作っているパティシエの姿を見ることもでき、「かっこいいな」と憧れていました。就職活動に取り組む中で、シェフの「お店は一艘の船。みんなでその船を漕いでいるのだから、誰か一人でもかけてはいけない。そして、船を支えるみんなが幸せでないと、お客様には幸せを届けられない」という考えを聞いて共感し、「ここだ!」と、就職を決めました。
「ラッピング」の授業で学んだリボンの結び方は、今実際にお客様にラッピングしたり、リボンをおかけして商品をお渡しする際に、とても役に立っています。また、店舗実習で店長を経験できたことも、今の仕事で大いに役立っています。みんなに気持ちを伝える時にはどう言えばいいのか、伝えること、言葉の選び方など、大切なことをたくさん学べました。また、いつでもどんな時でも相談に乗ってくださる先生方と出会えたことも、私にとっての財産。周囲に気を配ることの大切さを教えていただいたり、時に真剣に叱ってくださったり、社会に出る前に大切なことをたくさん教えていただけた、貴重な2年間でした。
ラ・ローズ・ジャポネ 勤務/パティシエ・カフェ科/2017年3月卒/学校選びの際、一番の決め手になったのは「授業内容や施設設備などももちろんですが、一番の決め手になったのは学校にいる“人”です」と黒澤さん。「先生も先輩もキラキラしていて、私も先輩みたいになりたい!と思い、東京スイーツ&カフェ専門学校へ進学を決めました」と、当時を振り返ってくれた。現在はヴァンドゥーズとして業務に携わっている黒澤さんだが、ゆくゆくはシェフに認められ、パティシエとして厨房で製造に携わることが今の目標だという。「夢は、自分が作ったもので世界中の人を幸せにできるようなパティシエになることです!」