【大久保先生の学生探訪】第8回:ビジネスコンテストで入賞
後神 未来さん、西濵 琴音さん、平之内 唯斗さん
ビジネスコンテストで高評価,そして"何とかなるもんだ"という自己信頼の獲得
本学の学生が行っている魅力的な活動を紹介する「大久保先生の学生探訪」。第8回目のお客様は,ビジネスコンテストで受賞した2組(3名)の学生さんです。
1組目は,ビジネスプラン「落とし物と落とし主をマッチング おとしものkokoda」を提案した都市経営学部3年生の後神未来さんです。
落とし物を探すときの時間と労力,そして見つからなかったときの自己嫌悪感,嫌ですね。
大きな事業所には落とし物お知らせサービスがありますが,そもそもどこで落としたか分からないので,問い合わせることもせず,あきらめてしまうことが多いと思います。そうすると,大型商業施設などの拾い主はどうでしょう?警察に届けたり,保管するのに業務を要したり,処分するのに費用を払ったりと,これまた面倒臭いことです。
後神さんは,そんな落とし主と拾い主の困り感を解消するために,落とし物と落とし主のマッチングのビジネスを提案しました。彼女のビジネスプランは,その発想力が評価され,ひろしまヤングベンチャー賞の銀賞を受賞しました。
大久保先生:
このビジネスプランでは,アプリを使って簡単に落とし物が探せるということですが,他にも落とし物を探すサービスがあるけど,それらとはどのように違うの?
後神さん :
他のサービスではアクセスが難しかったり,多くの情報を入力する必要があったりします。本プランでは,地図情報と落とし物の写真情報だけで簡単に検索できます。このように,落としたと思われるエリアをクリックすれば,そこで登録されている落とし物の写真が一覧で表示される仕組みです
大久保先生:
このプランの提案に至るまでに,一番,苦労したことは何ですか?
後神さん :
落とし物を扱うので,遺失物法などの法律が関係してきます。弁護士さんのサイトで勉強したり,法律を学んでいる友達に相談したりしながら,条文を解釈していきました。難しかったけれど,法律との関係をしっかり踏まえたものというのが好評価につながりました。
大久保先生:
正直,儲かるビジネスになりますか?
後神さん :
SC(ショッピングセンター)等の施設や店舗で市場調査を実施しました。企業にとっては遺失物管理のコスト削減になるので,おおむね好意的な反応でした。参加する企業等がしっかりあれば,儲かるビジネスになると思います,はいっ!
落とし物にかかる労力や焦り,ネガティブな気持ちを少しでも小さくして,落とし物をしても安心できる社会をつくりたいと行動を起こした後神さん。落とし物のビジネスで大きなチャンスを拾うかもしれませんね。
2組目は,ビジネスプラン「スター発掘Office~最高の指導者と出会おう~」を提案した 都市経営学部3年生の西濵琴音さんと平之内唯斗さんです。
令和4年12月,スポーツ庁は「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定し,学校部活動が地域と連携・協働していくことや地域クラブ活動に移行していく改革が始まろうとしています。そしてこの改革を進めていくうえで大きな課題は指導者の確保です。このことに目を付けた都市経営学部3年生の西濵さんと平之内さんは,学校と地域の指導者をつなぐマッチングアプリの開発に着手しました。その過程で,部活生徒たちをはじめ,地元の教育委員会やPTA連合会,広島県の文化・スポーツ団体等に幅広くヒアリング調査を行い,ビジネスプラン「スター発掘Office~最高の指導者と出会おう~」を提案することができました。そしてこのビジネスプランは「第21回キャンパス ベンチャーグランプリ中国大会」で新規性が評価され,特別賞を受賞しました。
大久保先生:
市場での期待は大きいと思いますが,難しい課題にアプローチしていますね。
西濱さん :
そうなんです。指導者の発掘は容易ではなく,「問題が生じたときの責任の所在は?」という心配の声も多くいただきました。でも,PTA連合会の方から「(現在)地域の中で人づてに指導者を探しているので,見つからなくて困っている」と聞いたので,解決策になればと思いマッチングアプリをつくっていきました。アプリには顧問マッチング機能だけでなく,オンラインレッスン機能を載せてワンポイントアドバイスを受けることもできるようにしました。
大久保先生:
このビジネスプランに挑戦して,どんな力がついたと思いますか?
平之内さん:
多くの関係者からヒアリング調査をする中で,自分たちの提案を肯定的に受け止めていただき,地域と協働して課題解決に向かっていくことができるという自信がつきました。
大久保先生:
他の人を巻き込みながら"やってみれば何とかなるじゃないか"という感覚を持つことはとても貴重です。コンテスト受賞以上の成果かもしれませんね。
"最高の指導者と出会おう"っていいじゃないですか。近い将来,「俺はオンラインレッスンでイチローさんから指導してもらったよ」と自慢する高校球児が出てくるかもしれません。部活動で青春している若者たち,待っててよ!
本学の学生が行っている魅力的な活動を紹介する「大久保先生の学生探訪」。第8回目のお客様は,ビジネスコンテストで受賞した2組(3名)の学生さんです。
1組目は,ビジネスプラン「落とし物と落とし主をマッチング おとしものkokoda」を提案した都市経営学部3年生の後神未来さんです。
落とし物を探すときの時間と労力,そして見つからなかったときの自己嫌悪感,嫌ですね。
大きな事業所には落とし物お知らせサービスがありますが,そもそもどこで落としたか分からないので,問い合わせることもせず,あきらめてしまうことが多いと思います。そうすると,大型商業施設などの拾い主はどうでしょう?警察に届けたり,保管するのに業務を要したり,処分するのに費用を払ったりと,これまた面倒臭いことです。
後神さんは,そんな落とし主と拾い主の困り感を解消するために,落とし物と落とし主のマッチングのビジネスを提案しました。彼女のビジネスプランは,その発想力が評価され,ひろしまヤングベンチャー賞の銀賞を受賞しました。
大久保先生:
このビジネスプランでは,アプリを使って簡単に落とし物が探せるということですが,他にも落とし物を探すサービスがあるけど,それらとはどのように違うの?
後神さん :
他のサービスではアクセスが難しかったり,多くの情報を入力する必要があったりします。本プランでは,地図情報と落とし物の写真情報だけで簡単に検索できます。このように,落としたと思われるエリアをクリックすれば,そこで登録されている落とし物の写真が一覧で表示される仕組みです
大久保先生:
このプランの提案に至るまでに,一番,苦労したことは何ですか?
後神さん :
落とし物を扱うので,遺失物法などの法律が関係してきます。弁護士さんのサイトで勉強したり,法律を学んでいる友達に相談したりしながら,条文を解釈していきました。難しかったけれど,法律との関係をしっかり踏まえたものというのが好評価につながりました。
大久保先生:
正直,儲かるビジネスになりますか?
後神さん :
SC(ショッピングセンター)等の施設や店舗で市場調査を実施しました。企業にとっては遺失物管理のコスト削減になるので,おおむね好意的な反応でした。参加する企業等がしっかりあれば,儲かるビジネスになると思います,はいっ!
落とし物にかかる労力や焦り,ネガティブな気持ちを少しでも小さくして,落とし物をしても安心できる社会をつくりたいと行動を起こした後神さん。落とし物のビジネスで大きなチャンスを拾うかもしれませんね。
2組目は,ビジネスプラン「スター発掘Office~最高の指導者と出会おう~」を提案した 都市経営学部3年生の西濵琴音さんと平之内唯斗さんです。
令和4年12月,スポーツ庁は「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」を策定し,学校部活動が地域と連携・協働していくことや地域クラブ活動に移行していく改革が始まろうとしています。そしてこの改革を進めていくうえで大きな課題は指導者の確保です。このことに目を付けた都市経営学部3年生の西濵さんと平之内さんは,学校と地域の指導者をつなぐマッチングアプリの開発に着手しました。その過程で,部活生徒たちをはじめ,地元の教育委員会やPTA連合会,広島県の文化・スポーツ団体等に幅広くヒアリング調査を行い,ビジネスプラン「スター発掘Office~最高の指導者と出会おう~」を提案することができました。そしてこのビジネスプランは「第21回キャンパス ベンチャーグランプリ中国大会」で新規性が評価され,特別賞を受賞しました。
大久保先生:
市場での期待は大きいと思いますが,難しい課題にアプローチしていますね。
西濱さん :
そうなんです。指導者の発掘は容易ではなく,「問題が生じたときの責任の所在は?」という心配の声も多くいただきました。でも,PTA連合会の方から「(現在)地域の中で人づてに指導者を探しているので,見つからなくて困っている」と聞いたので,解決策になればと思いマッチングアプリをつくっていきました。アプリには顧問マッチング機能だけでなく,オンラインレッスン機能を載せてワンポイントアドバイスを受けることもできるようにしました。
大久保先生:
このビジネスプランに挑戦して,どんな力がついたと思いますか?
平之内さん:
多くの関係者からヒアリング調査をする中で,自分たちの提案を肯定的に受け止めていただき,地域と協働して課題解決に向かっていくことができるという自信がつきました。
大久保先生:
他の人を巻き込みながら"やってみれば何とかなるじゃないか"という感覚を持つことはとても貴重です。コンテスト受賞以上の成果かもしれませんね。
"最高の指導者と出会おう"っていいじゃないですか。近い将来,「俺はオンラインレッスンでイチローさんから指導してもらったよ」と自慢する高校球児が出てくるかもしれません。部活動で青春している若者たち,待っててよ!