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薬剤師

正しく安全に薬を調剤、医療と患者の架け橋になる
医師の指示にもとづき、薬局や病院、診療所で薬の調剤、薬品の管理や販売にあたる。活躍の場は幅広く、薬局や病院、診療所のほかに製薬会社に勤務して薬品の研究や開発に携わる場合もある。また薬局を開業するケースもある。薬剤師は不足傾向にあり、採用は広がっている。
薬剤師
薬剤師<国>

薬剤師

薬学の高度な知識を生かし、人々の健康な生活に貢献する国家資格
医師が記載した処方せんに基づき、早く正確に薬を調剤する仕事。患者の体質やアレルギー歴、服薬状況などに応じて、処方せんに疑わしい箇所があるときは、記載した医師に問い合わせるなど、人々の健康管理に重大な役割を担う。病院に勤務する場合、医師らとともに入院患者のもとにおもむき、直接服薬指導を行う。薬局勤務の場合でも、在宅患者宅を訪問して服薬指導を行うことがあるなど、業務は多様化している。
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今回話をしてくれたのは

PROFILE

日本薬剤師会

1893年創立。薬剤師会の全国職能団体。2010年5月からスタートした6年制教育の実務実習に活用される「薬学教育モデル・コアカリキュラム」の改訂作業において、薬剤師の立場から必要な意見・提言を行ったり、薬剤師のための生涯学習支援システム「JPALS」を提供するなど、教育制度の充実にも力を入れている。

薬剤師の学校の選び方

POINT
薬剤師は国家資格なので、その受験資格を得るためには大学の薬学部を卒業することが条件です。薬学部の中には研究者養成のための学科だけを設けている大学もあります。薬剤師養成課程とは異なるので、薬剤師養成課程がある6年制の学科を選びましょう。

薬剤師に求められる人物は?適性を知る

POINT
薬剤師には、薬に関するスペシャリストとして豊富な知識が必要なため、薬学への探究心のある人が向いています。また、人命にかかわることもあるので間違いや調合のミスマッチがないように集中力や几帳面さも求められます。また、患者さん、医師や看護婦に対してわかりやすく的確に説明する力、コミュニケーション力も大きなポイントになります。

薬剤師の必要な試験と資格は?

POINT
厚生労働省の発表によると、薬剤師になるための薬剤師国家試験の合格率は70~90%で、年によって難易度が変わります。試験では、「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」のほか、「法規・制度・倫理」など薬学に関する幅広い知識が求められます。国家試験を受けるためには、大学の薬学部で6年間の薬剤師養成課程を修了することが条件になります。薬剤師は女性に人気の職種なので、国家資格を取得する人も増えています。特に官公庁への就職は人気が高く、倍率も高いので難関です。

薬剤師を目指せる学校の学費(初年度納入金)

POINT
大学・短大
初年度納入金
67万 6800円
 ~ 251万 9800円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※ 
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
薬剤師の仕事内容

薬剤師の仕事内容

薬剤師は、病院や薬局、ドラッグストアなどで医師から指示された薬剤を個々の患者さんに合わせて調剤して、安全で正しい飲み方を指導する仕事のほかに、製薬会社などで新薬や化粧品などの研究、開発に携わることもあり、国内だけではなく海外の製薬会社などにも活躍の場は広がっています。病院などに薬剤の情報を提供する医薬情報担当者(MR)、薬の認可を行う厚生労働省での勤務など、勤務先によって仕事の内容が変わってくるのもこの仕事の特徴です。麻薬取締官も薬剤師が担っています。

薬剤師の気になる?年収・給料・収入

POINT
薬剤師は国家資格が必要な職業です。薬に関するスペシャリストなので、専門性が高いことから収入は高めです。勤務先によって大きく異なりますが、30~34歳ぐらいで、平均年収は520~540万円前後、月額で基本給が約38万円になります。民間の製薬会社などではこれよりも高いところが多いでしょう。結婚や出産を経ても働きやすいことから、女性にも人気が高く、福利厚生も充実していて、大学病院や大手調剤薬局では育児や介護による休業制度を設けているところもあります。全体的に安定している職業です。

薬剤師の就職先・活躍できる場所は?

POINT
働く場所が幅広くあるのも薬剤師の魅力です。患者さんに薬を提供する病院や薬局、ドラッグストア、新薬などの研究・開発や情報提供を行う民間の製薬会社や化粧品会社、そして、公務員としても働くことができます。勤務先によって仕事の内容は多少異なってきますので、自分の目指したい仕事内容で選ぶこともできます。将来的には自ら薬局を開業することもできます。また、女性の場合は出産などで休職しても資格がなくなることはないので、復職や転職もしやすい仕事だといえます。
  • 製薬会社
  • ドラッグストア・薬局
  • 病院

薬剤師のズバリ!将来性は?

POINT
薬剤師は医療分野で欠かすことができない専門職です。近年、高齢化社会が進行していることと、アレルギーをもつ人が増加していることもあって、医療分野は全体的にニーズが増えていくことが考えられます。しかし、それと同時に薬剤師を養成する大学も増えて、資格取得者も増加しています。そのため、競争は激しくなっていくでしょう。また、将来活躍が期待されているのが、スポーツでのドーピングの知識を持ったスポーツファーマシストです。東京五輪開催に向けて注目されています。

薬剤師の先輩・内定者に聞いてみよう

薬剤師を育てる先生に聞いてみよう

薬剤師を目指す学生に聞いてみよう

薬剤師のやりがいを聞いてみよう

治療や薬の処方するのは医師ですが、患者さんに対して薬を提供するとともに、薬の作用や服用方法を分かりやすく説明するのが薬剤師の仕事です。薬を提供する患者さんからの質問に的確に答えていくことで信頼されるようになり、自信もつきます。また自分が調合した薬で患者さんが快復していく姿を見るのは、大きなやりがいにつながります。

薬剤師の志望動機を教えて!

薬剤師にとって一番大切なことは、患者さんの治療をサポートしたい、元気になってほしいと思う気持ちです。薬の調合を少しでも間違えると人命にかかわることもある仕事なので、使命感をもつことも大切です。先輩の中には、「自分が幼少時にアレルギーに悩まされ、薬に助けられたので、いつかは自分も病気に苦しむ人の手助けがしたい」という思いからこの道を志した人も少なくありません。薬剤師を志した理由や薬剤師の仕事を通して実現したいことなどをしっかりもつことが大切です。例えば薬にまつわるエピソードがあれば、それを交えて伝えるようにしましょう。
もっと詳しく調べてみよう

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薬剤師の1日のスケジュール

COLUMN
薬剤師の1日のスケジュール
調剤薬局で接する薬剤師は、「処方箋を受け取って患者に薬を渡す」という仕事をしているイメージが強いかもしれません。確かに1日の中のメインの仕事は“接客”ですが、もちろんそれ以外にもいろいろなことをしています。例としてある調剤薬局での1日の仕事の流れを紹介します。

薬剤師の1年目はどうだった?

COLUMN
社会人1年めは薬剤師にかぎらず、「仕事を覚えること」が仕事です。まずは就職先として一番多いと考えられる、調剤薬局勤務1年めのケースをみていきましょう。

薬剤師の歴史を知ろう

COLUMN
今でこそ世界各国に薬剤師という職業がありますが、かつては医師がその役割を担っていました。日本でも、20年ほど前までは医師が薬剤を調剤するケースは珍しくありませんでした。役割が分かれ、薬剤師が誕生した歴史を紹介します。

薬剤師のキャリアパス

COLUMN
薬剤師の勤務先といえば、調剤薬局をイメージする人も多いと思います。では、そこで働く薬剤師は、どのように自分のキャリアを作っていくのでしょうか。また、調剤薬局以外の働く場所についても紹介します。

薬剤師の20年後、30年後はどうなる?

COLUMN
2003年、国は医療の質を向上させるため、薬剤師教育に力を入れて薬学部の新規開設の規制緩和を行いました。2017年時点で薬学部・薬科大学の数は国公立私立合わせて70を超え、毎年多くの薬剤師が誕生しています。 その結果、今度は将来的に薬剤師が過剰になるといわれるようになりました。実際のところはどうなのでしょうか。

薬剤師になるために今から役立つ経験

COLUMN
薬剤師として活躍するには、理系の知識のほかにも意外なことが役に立ちます。例えばコミュニケーション。クラスやサークル、アルバイトなどさまざまな年代、所属の人とふれあう機会をもつと、薬剤師の仕事に生かすことができます。

薬剤師が仕事に就くとき悩んだことは?

COLUMN
就職活動は多くの人にとって人生最大のイベントの一つです。それは薬剤師を目指して薬学部で学ぶ学生たちにとっても同じことです。 では、そんな彼らが就職活動をしていた当時、どのようなことに悩んでいたのかを紹介します。

薬剤師と似ている仕事との違いは?

COLUMN
薬に対する専門的知識はもちろん、正確性と集中力、そしてコミュニケーション力が必要とされる薬剤師。薬剤師以外にも「薬に関わりたい」「患者さんともっと密なコミュニケーションをとりたい」「手に職をつけたい」などの想いに応じた職業はたくさんあります。

薬剤師の楽しいことと大変なこと

COLUMN
薬剤師は患者の命にかかわるとても重要な職業です。プレッシャーは大きいですが、そのぶんやりがいも感じることができるはずです。薬剤師の仕事の楽しい点、大変な点どちらもきちんと把握しておけば大丈夫です。

薬剤師から広がる仕事は?

COLUMN
今はまだ負の側面がクローズアップされがちな保育士の仕事ですが、このように保育の現場や給与・待遇改善問題には少しずつ変化のきざしが見えはじめています。保育士それぞれが自身の知識やスキルをよりブラッシュアップし、世の中が保育士の仕事の専門性を再認識することで、保育士の社会的立場はきっと今まで以上に高まっていくはずです。
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薬剤師<国>の就職先

薬剤師<国>の就職先

病院や診療所、薬局、ドラッグストアで調剤業務に従事することはもちろん、製薬会社や医薬品販売企業で研究開発や薬の製造に関わる。また、行政機関から食品・化粧品メーカーまで多方面にわたって活躍が期待できる。
薬剤師をとるには

薬剤師<国>をとるには

薬剤師<国>の受験資格

薬剤師国家試験の受験資格は、大学(6年制)において薬学の正規の課程を修めて卒業した者など。

薬剤師<国>の合格率・難易度

合格率
68.02%
※2022年2月実施(第107回)

資格団体

厚生労働省
電話:厚生労働省医薬・生活衛生局総務課試験免許係 03(5253)1111 内線2715
URL:https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/index.html
目指せる仕事・資格

薬剤師を目指せる資格

大学・短大

専門学校

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