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政治家になるには
目指すために必要な資格はありません。選挙権をもっていて、「社会のため」「地域のため」に役に立ちたいという強い気もちがあれば、立候補はできるといえます。ただ、立候補しても当選しなければ議員にはなれません。当選するためには、「こんな世の中にしたい」という目指す社会像や政策をもつのはもちろんのこと、これまでの実績や人脈も必要となります。政治経験を積み、人脈を広げるために、まずは議員秘書として政治に携わったり、政治塾に所属したり、官僚から転身したり、ある分野で活躍して実績や知名度をつけてから政治家を志したりする人が多いようです。選挙で落選すれば無職になってしまうリスクもあるので、強い意志や覚悟は必要不可欠です。
政治家の学校の選び方
選択肢の一つとして、大学の法学部・経済学部・政治学部などで政治に関連する内容を学ぶ道があります。日本のことはもちろん、世界の過去・現在のできごと、人々の変化を知っている必要があるので、海外情勢も含めて知識をつけておくと将来役立つでしょう。ただ、現在の社会は多様化しているため、政治家としての活躍できるフィールドもさまざまな方向に広がっているといえます。そのため、法学部・経済学部・政治学部に限らず、自分の興味のある分野を突き詰めて勉強することも一つの方法です。現在、政治家として活躍している人のなかには、有名な大学を卒業している人が多いようですが、政治家になるためには学歴による制限などはありません。ただ、選挙の際には立候補するまでどのような道をたどってきたのかということは有権者から見られ、支持するかどうかの判断材料の一つとなる可能性があることは頭に入れておきましょう。
政治家に求められる人物は?適性を知る
人の役に立つことが求められるので、「人のために働く」ということが好きでないと務まらないといえます。一つの事柄を決めるにしても、さまざまな立場の人がいるため、必ず賛成意見も反対意見も出てきます。それらを整理・調整して推し進めていく力、またどのタイミングでどのように判断するかという決断力も求められます。人々の生活にダイレクトに影響する重要な事柄を決めていくため、人々からの期待が大きいだけでなく、時には批判も伴い、責任も重大です。そのプレッシャーに耐えられるタフさも必要といえます。
政治家の必要な試験と資格は?
必要な試験や取得しなければならない資格はありませんが、国会議員、首長、地方議会議員のいずれも立候補できる年齢などの条件はあります。そのほか、立候補する際には、無責任な立候補を防ぐために定められている供託金を収める必要があります。立候補したとしても選挙で当選しなければ政治家として働くことはできませんが、当選することはそう簡単なことではありません。しっかりと自分の政策をもち、それをアピールし、多くの人々からの信頼や支持を得ることが必要になります。
政治家を目指せる学校の学費(初年度納入金)
大学・短大
初年度納入金
81万
7800円
~ 145万
8000円
学費(初年度納入金)の分布
学部・学科・コース数
※
記載されている金額は、入学した年に支払う学費(初年度納入金)です。また、その学費(初年度納入金)情報はスタディサプリ進路に掲載されている学費(初年度納入金)を元にしております。卒業までの総額は各学校の公式ホームページをご覧ください。
政治家の仕事内容
政治家は、国に関することを担う国会議員と、都道府県、市区町村のことを担う地方議会議員、地方自治体の長である首長に大きく分けられます。どの政治家も人々の暮らしに必要な法律や、政治を進めるために必要な予算などについて審議をして決定することが大きな役目の一つになります。人々の生活に大きく影響することを審議するため、勉強会や意見交換会に参加したり、視察に行ったり、かかわる資料に目を通したりと知識を深めることにも多くの時間を割いています。法律を作ったらそこで終わりではなく、その法律によって目指す政策の実現に近づいているのか、人々の暮らしが豊かになっているか、長い目で見ていくことも求められます。
政治家の気になる?年収・給料・収入
<国会議員>給料(歳費):130万1000円/月※「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」より。「期末手当」(約635万円)を加えると、年収は約2000万円以上になります。そのほか、以下が支給されます。文書通信交通滞在費:100万円/月立法事務費:65万円/月※2017年3月31日現在。<首長><地方議会議員>首長の年収は約1500~2000万円ほど、地方議会議員の年収は数百万円~1500万円近くと、地方自治体によって大きく異なります。市区町村に比べて都道府県の方が高い傾向にあります。
政治家の就職先・活躍できる場所は?
法案などの審議は、国会議事堂や地域の庁舎などにある本会議場で行います。審議にむけて知識や見識を深めるために自身の事務所などで関係者と意見交換をしたり、勉強会に参加したりするほか、地域が抱える問題を把握するために地域で行われるイベントなどにも参加して住民から意見を聞くこともしています。同じ場所でじっと仕事をしているというよりも、さまざまな場所に行って活動していることが多いでしょう。毎朝、駅前や街頭で演説をする人もいれば、SNSを使って自身の政策をアピールしたり、議会や活動の報告をしたりする人も多く、活動の場はさまざまにあります。
- 国会議事堂
- 地方自治体議会
政治家のズバリ!将来性は?
給与の面や若い人の政治離れなど、政治家を取り巻く環境は厳しくなっているといえます。そのような環境に屈することなく、「人々のために」という強い気持ちや信念をもつことが必要になってくるでしょう。また、社会の多様化に伴って、さまざまな意見や問題が出てきています。そのため、あらゆる立場から意見を出し合って政治を行うことが必要となっていくでしょう。そうした面で、現状、政治家の数が少ない、若い世代や女性にも今後活躍の場が広がっていくことが期待されています。
政治家を目指す学生に聞いてみよう
正解が無いから理想の世界を考え続けられる。行政の学びは奥深くて面白い
大和大学
政治経済学部 政治行政学科(現:政治・政策学科) 政治行政コース
政治経済学部 政治行政学科(現:政治・政策学科) 政治行政コース
政治家のやりがいを聞いてみよう
自分の行動によって困っている人の役に立てた、人々の期待にこたえることができた、ということが政治家にとって何よりのやりがいです。地域の人々の声を集め、住民が何に困っているのか、どうしたら生活の質を上げることができるのかを考え、問題解決に向けて法律を変えたり、予算を決めたりしていきます。そのような活動を通じて、「ありがとう」「応援しているよ」と人々から声をかけてもらえることがよろこびであり、政治家としての使命感にもつながっています。
政治家の志望動機を教えて!
「世の中をよくしたい」「人の役に立ちたい」という気持ちがきっかけとなり、政治家を目指す人が多いようです。政治家は、「休みもプライベートもお金もない」と言う人がいるほど、精神的にも体力的にもハードな仕事です。常に人々の声を聞いて回り、選挙の時には自分の考えをみんなに訴えていかなければならず、「○○のために、政治家になりたい」という目的や強い意志・覚悟をもっていくことが大切です。