●関連するキーワード: ゴミ問題 核実験 シルクロード |
●学びのフィールド:社会・生活との関りを見てみよう.
歴史学はこんなふうに社会や生活とかかわっているんだ。●リサイクルは江戸時代に学べ! ゴミ問題解決は現在、差し迫った課題だが、江戸の昔、日本人はリサイクルの達人だった。着物を仕立て直し、脱穀した後の稲でわらじや縄を作り、畑には有機肥料。不燃ゴミどころかゴミそのものがない、というのが江戸時代の暮らしだ。文化史を学び、彼らの美意識に迫ろう。これを次代に受け継いでいくのも歴史学の使命だ。 ●被爆国日本だから、ヒロシマ・ナガサキを学ぼう! かつて、唯一の被爆国であった日本だが、ロシアではチェルノブイリ原発事故が起こり、今もさまざまな国々で核実験が続く。ヒロシマ・ナガサキの被爆者に話を聞き、文献をあたり、1945年の8月を学んでみよう。現代の核問題も研究すれば、歴史社会学のより大きなテーマになるはずだ。 ●歴史で不思議発見 日本の唐草模様とアラビアのアラベスク模様、奈良・東大寺の柱とギリシャ神殿の柱…。世界中に酷似した文様や建築は数々あるが、それらのルーツを探ってみるのもおもしろい。情報がどのように伝達していったのかという視点から歴史の不思議に迫ってみよう。シルクロードや海路を経て、いにしえ人が辿った道のりを探る交易史の分野だ。 |