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●学びのフィールド:社会・生活との関りを見てみよう.
法学はこんなふうに社会や生活とかかわっているんだ。●身近なカップ麺の容器から環境ホルモンが!? 私たちが日頃、お世話になっているカップ麺の容器から「環境ホルモン」が、キッチンペーパーからも有害物質が検出された。製造物の責任を問うPL法は、企業に「ただちに回収せよ!」と言えるのか? 商法、税法などの見地からアプローチしてみよう。 ●インターネット犯罪、アメリカでは無罪、日本では有罪!? インターネットの画面を開けば、高校生だって、小学生だってポルノが見れちゃう。日本では情報の発信に対して、法的規制が敷かれそうだが、アメリカでは、法的規制に対して、「表現の自由に反する」と裁判所が判決を下した。じゃ、米国発の情報が日本で犯罪になるのか?! これは国際法、比較研究の重要なテーマだ。 ●カード破産!さあどうする? カード破産をしたときに関わってくるのが破産法。返済が無理なら自己破産を申し立てれば全額ちゃらになるという法律だ。もちろん公的職業に就けないなど制限はあるが、認められれば借金取りに追いかけられることもない。こうした日常生活での財産や家族に関わる問題を取り扱うのが民法だ。 ●薬害エイズ裁判のもうひとつの闘い 薬害エイズ裁判は、川田龍平くんら患者の勇気と支援者の熱意によって実現したといえる。川田くん自身、訴訟を起こすことで、エイズ患者への社会への偏見を取り除きたいという思いもあって実名を出したのだという。レイプ裁判も同様だが、裁判には、法廷内だけでなく社会との闘いを強いられることもある。訴訟という解決方法に関する社会のとらえ方を理解しておくことも法学の重要なテーマだ。 |