齋藤飛鳥さんスペシャルインタビュー 「前に進み続けるための7マインド」
最終号のスタサプインタビューは、映画やドラマ、モデルetc.各所で大活躍中の齋藤飛鳥さんが登場!
5月の卒業コンサートをもって、エースとして引っ張ってきた乃木坂46を卒業し、さらにパワーアップ&進化した齋藤さんが受験勉強でお疲れ気味な高3のみんなへ向け、熱い言葉を届けにきてくれました!
疲れた心が癒やされる、力強くも優しい直筆メッセージにも注目♡
1998年生まれ。2011年、乃木坂46・1期生に当時最年少メンバーとして加入。音楽活動以外にもファッション誌でモデルとしても活躍。その後、ドラマや映画にも多数出演し、女優としての才能を発揮している。
目次
常に前に進み続けるための「齋藤飛鳥的7マインド」
中学時代から芸能活動を始め、乃木坂46では1期生最年少という大変な立場の中、プレッシャーを抱えながらも常に前に進んでやり切ってきた齋藤さん。
多忙な日々の乗り越え方や、ストレス解消、モチベの上げ方など、受験本番を前に、悩みや不安を抱えるスタサプ読者のみんなに向け、自身が大事にしているという“7つのマインド”を教えてくれました。
1、イメトレでモチベーションを上げる
日々頑張っていても、モチベーションが上がらないことは誰にでもありますよね。
そんなときにおすすめなのが、とにかくイメトレ!私の場合、特に乃木坂に入りたてのころは毎日の日課のような感じでした。
ポイントは、目標の場所にたどり着いた自分の姿をしっかり想像すること!
乃木坂のころだと、例えば「好きな楽曲を自分が歌っている姿」「ステージの真ん中に自分が立っているシーン」etc. お家でも移動中でも暇さえあればいつでもどこでもイメトレ。
はっきりとそのシーンをイメージすることで、辛いことも乗り越えられたし、そのおかげで目標をかなえることができました。
受験生なら、勉強のモチベーションが上がらない時などに、「受験が終わって行きたかった学校で楽しんでる来年の自分」「1年後、あこがれの学校で大学生ライフを満喫しているオシャレでカッコいい私」とかを想像すると、気持ちも高まるしモチベーションも維持できるはずです。
2、自信はある“フリ”をする!
私はずっと自分に自信をもてなかったタイプなので、べつになくてもいいかなと思っている派。
ただ、そのぶん自信のある“フリ”をするようにしていました。
例えば「今日のライブの、この1曲だけは自信がある!と思い込んで踊ろう」とか「今日の撮影は、私が一番かわいい!って思い込んで自信をもって臨もう!」とか、思い込むことってけっこう大事で、自信があるフリがうまくなると、次第に結果もついてきたんです。
それって根拠のない自信じゃないの?って思われるかもしれませんが、フリだけでもしてみると、だんだん自分の中で「本当にできるんじゃないか」と思えるようになります。
プレッシャーに押しつぶされそうなときほど、顔を上げて胸を張って。
まず体の動きやポーズからでも始めると、そのうち本当に実力がついてきて、フリをせずとも自信がついてきますよ。
3、ストレスは解消できると思わない
忙しくてお休みがあまりなかった時期もありますが、ストレスに関しては、私はずっと「解消できるものと思わない」ようにしてきました。
何か当たり前のように、ストレス=解消するべきものって認識の人も多いけれど、ストレスが全くなく生きている人なんていないと思うんです。
だから、あることが当たり前だし、頑張って生きてるんだもんしょうがないよね!って思うようにしてからは、心が楽になりました。
皆さんだって一生懸命勉強していたら、ストレスや疲れは出てくると思います。
もちろん心身が疲れたら休むことも大事!
でも、ストレスを解消しなくちゃ!って焦るよりも、自分のストレスとうまく向き合いながら進んでいくのがいいんじゃないかなと思います。
4、煮詰まったときは散歩する
気持ちが疲れたりモヤモヤしたときに、私はじっと悩むのではなく、物理的に体を動かして心を整えることが多いです。
高校生のころからずっとやっていておすすめなのは、散歩!どこでもすぐにできるのがいいですよね。
事務所から1時間近くかけて家まで歩いて帰るのはよくやっていて、街の音を聞きながら、無の状態でひたすら歩くと心がすっきり。
音楽を聴きながら歩くこともあって、落ち込むだけ落ち込みたいって時は、メロディがゆったりしたダークな雰囲気の曲でトコトン落ちる!
日本語の暗めの曲だとどよーんとしすぎちゃうので、洋楽がメインですね。
逆に上がりたいって時は、恥ずかしながら乃木坂46の曲を聞いています。
励まされる楽曲がたくさんあって元気が出るのでおすすめです。
5、自分のためだけじゃなく、あえて周りの人のためにも頑張る
一人で孤独に頑張ってると、やっぱりつらくなってくる時ってあると思うんです。
私も、もっと結果を出すにはどうしたらいいんだろう?自分は本当にこのまま頑張れるの?と悩んでいた時期もありました。
もちろん、頑張ることは自分の将来のためだとはわかっていたのですが、「自分のためだけの努力」って私はちょっとつらくて限界を感じていたし「別に今日じゃなくてもいいか」と逃げ道を作ってしまう原因になることも。
だから、あえて「あの人やこの人も期待してくれてるから、結果出したいな」って、自分以外の人も巻き込んで頑張るようにしました。
実際、自分が頑張ったら頑張った分、家族や友達、ファンの方もたくさん喜んでくれるし、周りのスタッフさんたちからも褒めてもらえるから、モチベーションがアップ。
結局、頑張るのは自分なので変わらないのですが、この努力は自分のためだけじゃない、一人じゃないって思えると、フラットな気持ちで頑張れるようになったんです。
6、プレッシャーをかけているのは結局いつも自分!
グループにいたころは、少しずつ前に出させてもらったり、センターをまかされたり、一人の仕事もやらせていただき「期待してるよ!」と言ってもらえたり、今思うとありがたいのですが、当時は全然そうは思えなくて「失敗したらどうしよう…」「あれもこれも私にできるのかな」という不安と、周りからのプレッシャーをずっと感じてました。
でも、意外と周りの人ってプレッシャーをかけようと思って「期待してるよ!」「頑張れ!」って言ってるわけではないんですよね。
なんの気なしに応援してくれてるだけだし、たとえ失敗しても責めて来る人なんて1人もいない。
そう思うと、プレッシャーをかけちゃってるのっていつも自分なんです。
だから重く受け止める必要なし!
結局、やる以外の選択肢はないし考えてもしょうがないから、頑張りはしつつも、1割くらいはべつに失敗したって大丈夫ってくらいの、余裕をもっておくとちょうどいいと思います。
7、緊張できるって実はいいことだ!
私は結構、緊張って好きなんです。
特に最近は年も重ねて何ごとも慣れてくるし、緊張しなくなってきていて。だから、たまに緊張できる機会があるとうれしくなります。
ソワソワしながらも「そうそうこの緊張感いいな」って。
昔はどうしようもないくらい緊張していたこともありましたが、それでもどうにか楽しさに変えるようにはしていました。
緊張してることって決して悪いことじゃないんですよ。
だから「あ、私、今緊張してるな」と自覚して、良い感じのワクワクに変えていく。
実力を発揮できなかったらどうしよう…と心配で緊張するのもわかります。
でも、緊張するってことはそれだけ努力してきた証!「緊張できる自分も偉いっ!」って考えたらいいと思います。
頑張ってきた自分を信じて、本番では緊張を味方につけて頑張ってほしいです。応援しています!
学生時代から大きなプレッシャーや悩みを抱えながらも、その都度乗り越えてきたからこそ、今は自分らしく活躍できているという齋藤さん。
たくさんの経験を経て導き出した7つのマインドは、きっと受験生のみんなにもマネできることがあるはず。
やるだけやったら大丈夫!自分を信じて最後まで走り切ろう!
2023年10月24日(火) 放送スタート
MBS:毎週火曜24:59~
TBS:毎週火曜25:28~
出演:佐々木蔵之介、高橋恭平(なにわ男子)、木村多江、齋藤飛鳥ほか
「家族愛を感じることのできるノンストップ・ファミリーサスペンスです!」
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Text・Edit / Noriko Taki
Design / Dai Kayama(ma-h gra)
Photograph / Takuya Sugie(TRON)
Hair&Makeup / China Takahashi
Styling / Kanako Onitsuka
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